神が鎮まる瀬戸内の聖なる島
門をくぐって境内に入ると、乎知命の御手植と伝えられる御神木のクスノキ(樹齢2600年)がある。
境内にはほかにもクスノキがあり、全38本が国の天然記念物。
本殿、拝殿は室町時代の再建で重要文化財。静謐な気が立ち込めている。
戦の神として崇敬され、三島水軍河野一族をはじめ、源義経、頼朝など多くの武将が武具類を奉納したため、貴重な文化財が多い。
とくに甲冑類は国宝・重要文化財に指定されているものの大半がこの神社にある。これらは境内の紫陽殿・国宝館で一般公開され、見学することができる。甲冑の中には、この島に実在した「鶴姫」のものと伝わるものも。異説もあるが、ボディコンシャスで優美なフォルムは、“瀬戸内のジャンヌ・ダルク”にこそふさわしいような気がしてくる。
その「鶴姫」の像。若くして西国の覇者大内氏を相手にした戦に勝利し、けれど18歳で世を儚んで自害したと伝えられている。近年はゲームの登場人物として注目されてもいるそうな。
しまなみ海道の島々は古くから柑橘類の栽培が盛んで、国産レモン発祥の地とも言われている。瀬戸田、大三島で栽培されるレモンは、輸入物とはまったく別物のフルーツ。海外産のレモンの酸味は「攻撃的」とも言えるすっぱさだが、瀬戸内レモンはまろやかでフルーツそのもの。
有害なワックスや燻蒸処理も行っていないので、皮まで安心して食べることができるのがうれしい。
お土産に購入した「せとうち茶屋」オリジナルの檸檬茶は、爽やかで香り高い地元産レモンを原料に作られたもの(「茶」じゃないけどww)。
香りと酸味のバランスがよく、ホットでもアイスでも美味しくいただけるのがうれしい。
昨年春から発売されていたカゴメの「野菜生活100 瀬戸内レモンミックス」はこの瀬戸内レモンを使ったインパクトのある商品だったが、期間限定だったためもはや“幻の名品”に… 来年復活してくれないかな。
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