歴史ある港町・下関
本州の西端に位置する下関。
京の都で栄耀栄華を極めた平家一門。源氏に追われ、最後の決戦でついに海の藻屑と消えた壇之浦もほど近いところにある。
二位の尼に抱かれて波間に沈んだ安徳帝と、滅亡した平家の魂をなぐさめるために始まったとされる「平家踊り」の像が駅前にある。
先日訪れたコリアンタウン“リトル釜山”はこの門を下った向こう側。
この海の向こう側は九州なんだなー。
下関は海辺の街だけど、すぐ背後に山?がある坂の街でもある。
「港が見える丘の道」として整備されており、散策が楽しめる。
なんだかちょっと男前な晋作さんも海を眺めているみたい。
迷路のような小径が入り組んで探検気分が味わえるのも楽しい。
東へ進めば、近年大人気となっている「唐戸市場」。
ふぐの市場としてはもちろん、タイやハマチでも有名。地元の漁師さんが直接魚を販売するだけでなく、農産物の直売所などあらゆる食材が揃う「総合食料品センター」でもあり、地方卸売市場としては全国でも珍しい販売形態の市場となっている。
駅からも近く、一般消費者が訪れやすい雰囲気から、下関でも最もホットなスポットのひとつとして大人気だそう。
★唐戸市場
下関市唐戸町5-50
083-231-0001
月~土/5:00~13:00 日・祝日/9:00~15:00
獲れたてピチピチ、とびきり新鮮なお魚が市場価格で味わえるのが魅力。
関門海峡の最狭部である、壇ノ浦と門司をつなぐ1068mの「関門橋」。
この橋の下が源平合戦の舞台「壇ノ浦」だ。
1996年7月に完成した新しいランドマーク「海峡ゆめタワー」。
球状の展望台は最上階が143m。夜景もキレイだろうな。
下関国際ターミナル。釜山行きの船などが発着する港。
海があって坂があって港があって。新しいものと、歴史を感じさせるたたずまいが静かに共存する、落ち着いた素敵な街。もう少し歴史探訪をしてみたかったのだけど。
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