七三峠の桜に逢いに。
ソメイヨシノのような派手さはないが、気品あるヤマザクラが好き。
そして… 七三峠の桜は、まさにジャストで見頃だった。
何年前のことだろう。高橋敬三さんとここを歩いたときに、「桜を見るなら、ここがいいのですよ」と教えていただいた。口約束というほどのことでもなく、「それでは桜の季節にぜひまた…」という話になったのに、敬三さんは一昨年の秋、一足先にあちらへ逝ってしまわれた。
私はどうしてもこの桜が見たくて、見たくて、
今年ついに出会うことができた。
根っからの野生児で、六甲山と、六甲の森が大好きだった敬三さんのお気に入りらしい、ナチュラルで美しい桜だった。
六甲の森の中を独りで歩いていると、いつも敬三さんを身近に感じる。この森を何より愛して、一心に守ってきた人だから。あの方のこころは、きっとまだ森の中に生きている。
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コメント
>ソメイヨシノのような派手さはないが、気品あるヤマザクラが好き…
同感!
ソメイヨシノも好きだけど
自己主張しない咲き方が愛おしい。
サクラとは神が座るとも描く。
古の人は厳しい冬を乗り越え
春を継げる淡いサクラに希望を見出す
今年は日本各地の
本当に沢山のサクラたちに逢えた(^―^)…拝
投稿: オバカッチョ | 2013年4月11日 (木) 07:37
山深いところでひっそりと咲いている桜の姿には、
本当に神々しいものを感じます。
柔らかに萌え始めた薄緑のグラデーションの中に
点在している控えめな感じが好きだなー。
投稿: にゃみにゃみ。 | 2013年4月11日 (木) 08:02