ハロウィンナイト@摩耶山
妖しの者たちが摩耶山上のオーベルジュ、オテル・ド・摩耶に集結…
ファンキーでスペシャルなハロウィンナイト。
先日、資料を送ってくださった「古寺山くらぶ」の方々と古寺山へ。
神戸電鉄唐櫃台駅をスタート。
南側からアプローチ。途中、センブリが一株だけ咲いているのを見つけた。
摩耶山上の古刹、摩耶山天上寺で秋の宝物展開催中。
つい先だって、お庭も美しくリニューアルされて気持ちのいい境内。
加納探幽作の大作「豊干・寒山・拾得」三幅対(超大幅)をはじめ、初展示の真言密教十祖御影十幅など見ごたえたっぷり。
中でも、土佐光起「高野・丹生大明神御託宣」、紀州徳川治宝公筆「熊野那智瀑布」など熊野古道にご縁のある作品は必見。
『第12回摩耶山天上寺宝物展―江戸絵画名品展―』
~11月10日(日)
10:00~16:00 摩耶山天上寺書院にて
拝観料 500円(抹茶・お菓子付)
※火曜日はまやビューライン運休
勉強はクラスで最下位、スポーツも苦手、何をやってもうまくいかず、しかもぐうたら三昧。ママや担任の先生から叱られてばかりで、ジャイアンやスネ夫からはいじめられてばかり。なのに、最終的にはみんなのマドンナ・しずかちゃんを生涯のパートナーとして射止める。
「ダメのび太」が夢を叶えられる理由“のび太メソッド”を解説。
…と、まるでビジネス書か自己啓発本のようなムードが漂う一冊。
『「のび太」という生きかた』
横山泰行 著
アスコム 刊
2004年12月 初版発行
著者は、富山大学教育学部の教授で、ドラえもんを研究し、「ドラえもん学コロキアム」というサイトを運営されてもいる。
お散歩がてら長岡の看護師Kou-Gさんから託されたアノ本のデリバリー。
近頃スイーツメニューも登場している、摩耶山掬星台・星の駅2Fのカフェ「摩耶ビューテラス702」へ。
(扉)歴史は繰り返す、一度目は悲劇として、二度目は喜劇として(カール・マルクス)
参議院選挙の投開票日の夜から始まる小説。もちろんフィクションなのだが、「小泉内閣時代は小泉首相の政敵6人が葬られている…」とか、ムネオハウス談合事件の実例とか、事実や“事実っぽいコト”が作中に織り込まれていたりするので、非常に微妙な感触。
落選議員の中で「使えそうなコマ」を狙い撃ちして、高額報酬の大学客員教授のポストをちらつかせて手なずけたり、官僚を巻き込んで内部告発を企むジャーナリストが盗聴をそそのかしたり、再稼働を阻止しようとする原発立地県の知事を“始末”する手口なんかが鮮やかに描かれる。なるほどねー、水面下でいろんなことが起こっているのね、と(小説であることを忘れて)感嘆、いや震撼してしまった。
『原発ホワイトアウト』
若杉冽 著
講談社 刊
2013年9月 初版1刷発行
(著者略歴)
東京大学法学部卒業
国家公務員Ⅰ種試験合格
現在、霞が関の省庁に勤務
長岡の看護師Kou-Gさんから託された一冊だが、一読の価値あり。
702文庫に届けておくので、ぜひ読まれたし。
(扉)の言葉の意味は、ネタバレするので書かないが…
『ここに神戸がある』連載4回目が「六甲山」。編集者の五十嵐氏が案内役の数名と共にクルマで六甲山を訪れたときの写真が添えられている。トヨタ自動車の広告に転用されたものなのかもしれない。
エッセイの冒頭で、ご自身の山の経験について触れておられる。
少々抜粋すると…
私は低山趣味で、十三才のときに大峰山にのぼっていらい、近畿地方の名ある低山は、ほとんどのぼった。
「これでも登山家だよ」
と人に自慢をする。ただし、日本アルプスは、のぼったこともないし、のぼろうとおもったこともない。絵ハガキをみるのも、きらいである。
そういう低山登山家が、中学四年の正月に六甲で遭難しかけた。拝賀式をおえると、急に低山にのぼりたくなり、級友四人をさそって、その足で六甲山へ出かけた。
神戸のタウン誌「月刊神戸っ子」発行の『ここに神戸がある』巻頭、カラー口絵付「神戸の中の情景」で司馬遼太郎さんが六甲山上からの夜景について書いておられる。口絵は須田剋太氏で、なんとも贅沢な企画。40字×13行の短いエッセイなので、引用してみる。
どうも「百万ドルの夜景」などという通称は、ことばとして即物的で、新聞の見出しふうで、神戸の人たちの洗練された感覚の反映であるとはとても思えない。おそらく大正の終りごろ、よそから遊びにきた人が、この光景におどろき、即席観光屋の気分になって、こういう駄洒落にもならない言葉を発したのがその後、六甲山に立って夜景を見るひとびとに継承されて行ったのに違いない。
神戸のタウン誌「月刊神戸っ子」から1999年に発行された司馬遼太郎追想集。
「月刊神戸っ子」で10回にわたって連載された「ここに神戸がある」(1961年4月号~1962年2月号)、続く1962年3月号~の「問わず語り」という随筆を中心に、陳舜臣さんや田辺聖子さん、五十嵐恭子さんの寄稿などをまとめた一冊。
「ここに神戸がある」シリーズは、神戸の街や背山の六甲山、有馬温泉などを編集者と共に訪れて書きあげた随想で、直木賞を受賞したばかりの人気作家の目で見当時の神戸の魅力が生き生きと描かれている。
『司馬遼太郎追想集 ここに神戸がある』
1999年2月 初版1刷発行
月刊神戸っ子 刊
連載第1回目で書かれているのが、加納町に現存するアカデミー。
白馬堂ROKKOとのコラボ企画で、秋の安芸へ!
来月23-24の二日間で秋の安芸へ。シーカヤックで宮島へ渡り、弥山に登山。そしてもう1山、絶景の「安芸小富士」に登ります。
詳細はコチラ…
★11月23-24日 秋に安芸へ 白馬堂&にゃみにゃみTour
2008年4月に行われた辺見庸講演会『死刑と日常―閾の声と想像の射程』を改題、講演草稿を大幅に修正・補充して書かれた一冊。
まえがきにこう書かれている。
大激変(キャタクリズム)の時代という。経済恐慌だけではなく、人間社会の価値システムが音たててくずれ、気候変動や大地震、大洪水など未曽有の災害ないし大小の戦争が早晩現前するだろう、とこれまでのどの時期よりも人びとにつよく予感されている。ほとんど創世記的な規模とイメージでの破局と誕生―――それがキャタクリズムである。
それでも、と著者は続ける。
破局の寸前まで私たちの「日常」はあたかも慣性の法則のようにつづけられるだろう、ということである。日常はそして、この国のばあい、死刑制度とその執行をさりげなくつつみもつであろう、ということでもある。世界が破滅する数秒まえでも、この国においては、絞首刑を予定どおりにおこなうようなすくいがたい愚昧から脱することができないのではないのか。それほどに、死刑制度はこの国の人びとの日常にたくみに溶けこみ、きわめて不幸なことには、グロテスクに“なじんで”もいる。
(中略)
本書をあなたが繰っているそのあいだにも、この国では絞首刑の執行が着々と(法相は“粛々と”というのだが)準備されている。いまが平日の午前中なら、まさに「現在、絞首刑執行中」かもしれない。愛と痛覚をなくした時間―――それが私たちの日常である。
『愛と痛み 死刑をめぐって』
辺見 庸 著
毎日新聞社 刊
2008年11月 初版発行
極にゃみ的抜粋。
毎年秋に山と渓谷社から刊行される関西の山情報誌『関西ハイキング2014』。
今号は、特集I 「六甲山・金剛山・比良山」 、特集Ⅱ 憧憬の紀伊半島「世界遺産とエコパーク」、特集Ⅲ 「文学の舞台を歩く」という構成で、山にまつわる文化や文学などにも焦点を当てた内容となっている。
六甲山のパートは、編集担当の加藤芳樹氏が荒地山から東お多福山、最高峰を経由して有馬温泉という魅惑的なコースを紹介。ほかに、摩耶山、須磨アルプス、裏六甲地獄谷、そしてなぜかマイナーエリアの鬼ヶ島。奇しくも『PEAKS 2013年11月号』のMY PEAKS COLLECTIONで紹介させていただいたのとまったく同じコース。
極にゃみ的には、六甲山は全くノータッチで、第二特集の熊野古道のガイド記事を2コース書かせていただいた。
スクランブルロケ!で行った大峯奥駆け道と、中辺路コースの滝尻-近露。
熊野古道はほかにも、小辺路を吉岡章氏、大辺路を児島弘幸氏、高野山女人道を加藤芳樹氏、八経ヶ岳を吉岡章氏という(私以外は)錚々たる執筆陣が担当。非常に読み応えのある構成となっている。
極にゃみ的にはそのほかにはクライミングジムの紹介ページを担当させていただいています。
担当ページとは別に、内容を少しだけご紹介。
ウリボーライドの式典のあと、久々に摩耶リュックへ…
曇り空で、寒くて、ちょっと人は少なめ…
岡本のBeaverさんが出店されていたので、「うずまきソーセージ」を焼いてもらった。たん吉さんにすごーく稀少な六甲山の古地図のコピーをいただき、缶チューハイを1本ご馳走になってから、「森バス&六甲摩耶周遊パス」であちこち周遊の旅へ!
「あちこち回遊パス」なら、500円で森バスとスカイシャトルが一日乗り放題と、とっても便利でお得です。
六甲みその取材途中でランチをご馳走になった。ご近所の「一喜」さん。
閑静な住宅街の中にある一軒家レストランだ。阪神打出駅と香枦園駅の間くらいで二号線より少し南にある。
とある媒体の取材で芦屋市楠町の「六甲みそ」さんへ。
大楠公戰跡の西隣にある。
六甲山麓で天然醸造にこだわり、手作りで味噌を作っているメーカーさん。
大阪天満の味噌漬物店がルーツで、のれん分けにより長田神社の近くで創業、後に芦屋へ移転してこられたそう。
「午後のカルチャータイム」でお話をする前に…
神戸凮月堂2Fの“Restaurant”でランチをいただいた。
落ち着いたサロン風の店内。マダム風の方で賑わう中、リザーブ席にご案内いただいてちょこっとセレブ気分(←小市民
神戸新聞文化センター(六甲道)主催の講座にて神戸凮月堂へ。
元町本通に面した凮月堂本店、洋菓子売場とレストランのある建物。
地下にある。「凮月堂ホール」が会場。ちょっとゴージャスな感じの空間にて第8期午後のカルチャータイム“こうべ歴史大学”第1回目。
「六甲山から花開いた日本の登山文化」と題してお話をさせていただいた。
Peaks、ランドネでおなじみのエイ出版から、新しい雑誌が創刊。“未知との遭遇”、そして“冒険への憧れ”をメインテーマに、バックパッキングの聖地、シエラネバダの荒野13日間のトレッキング、北米大陸最北の山脈、ブルックスレンジを過去16年以上にわたって訪れ続けてきた村石太郎氏のルポ、三浦雄一郎氏のエベレスト登頂の舞台裏などダイナミックな構成。
第二特集「ウィルダネス イン ジャパン」では、コロラド在住のトレイルランナー、ジョー・グラント氏の「神宿る山、熊野古道を駆ける」。ホーボージュンさんによる無人島シーカヤックの旅も刺激的な記事。
記事を書かせていただいたわけではないのだが、『日本のロングトレイル』制作中に編集者さんがこの本のロケでアメリカに行っていて、第2特集で熊野古道も紹介されるという話をお聞きしていたことから送っていただいた。読むのが楽しみ!ありがとうございました!
この時期恒例の大人気企画「最新マウンテンウエアカタログ2013-2014」ということで、編集部の総力を挙げて取り組んだ渾身の一冊(らしい)。
ハードシェル、ソフトシェル、インシュレーション、フリース、ベースレイヤー、トレッキングパンツ、ヘッドウエア、グローブ、アクセサリーなどジャンルごとに注目のアイテムを一挙紹介。
極にゃみ的には、「MY PEAKS COLLECTION」のコーナーで、六甲山のマイナーエリア“鬼ヶ島”をご紹介。アノときやコノときのコトを下敷きに書いています。紅葉シーズンにおススメですよー。『六甲山を歩こう!』でも取り上げています。ただし、道標などが整備されたコースではないので、地図とコンパスはお忘れなく。
「東お多福山草原生物多様性ガイド養成講座」、前回に続いて現地2回目。
人里に近い部分から、森林部を経て山頂部に残る草原へ…
変化に富んだ植生を観察。草原部では、センブリが咲いていた。
初日の「千ヶ峰」に続いて、兵庫の奥の方の名山をもう一座。
ススキが美しい高原…と聞いている「段ヶ峰」へ。ラクに登れる西側からは、林道がすべて通行止めという情報により、長ーい生野側から。
10月生まれの白馬堂ROKKOのあさやん、白衣のぺ天使さんとお誕生会。
この夏、岡本にNewOpenしたばかりのお洒落なアウトドアカフェにて。
★Cafe & Bar for Outdoors Beaver
神戸市東灘区本山北町3-5-6ホクヨウビル 4F(ちょっと隠れ家的な…)
078-441-5544
11:30~16:30/18:00~22:00 不定休
なんだかプレゼント交換会みたいになってますけど。白衣のぺ天使さんからは、手編みの素敵な靴下を、あさやんからは蛇柄のかわいい手ぬぐいを。白馬堂のマーク入りのトートは世界に3つだけのオリジナル。
考えられないような凶悪な事件などが起きるたびに気になっていた「サイコパス」なる存在。今春発行された話題書を読んでみた。
表紙の内側に、
思いやりがなく、自己中心的で、破滅的だが、一方で自信にあふれ、カリスマ性があり、冷静に目的を達成する有能なサイコパスがいる。
「光」と「影」両方の性質を解き明かし、典型的なサイコパス観をくつがえす社会心理学のニューウェーブ。
とある。要するに、良心が欠如した人格障害であり、特異な人格を有する人々のことであるらし。古くは、北欧の神話に登場するベルセルクたち、映画で言えば「ハンニバル」のレクター博士のような。ジェームズ・ボンドもそうではないかと本書には書かれている。
『サイコパス 秘められた能力』
ケヴィン・ダットン 著
小林由香利 訳
NHK出版 刊
2013年4月 初版発行
じつは翻訳本がとても苦手で、なかなか読了できず、しかもかなり斜め読みしてしまった。
が、極にゃみ的にざっくりと要約してみる。
神戸市の総合福祉ゾーン「しあわせの村」内にある、
神戸市シルバーカレッジへ。生活環境課1年生の授業にて。
一昨年の「国際森林年記念 六甲山リレートーク」、昨年9月にもお招きいただいて、こちらで講演をさせていただくのは3回目。
摩耶山から大急ぎで下山し、六甲山大学の“文化祭”へ!
王子公園の山手にある神戸海星女子学院大学が会場。
摩耶山のゆるキャラ「しゅげん君」もいた。
昨年10月、日曜クラスで六甲山上へ行ったとき、ちょうど開校式をやっていたので、ちょうど一年目。そして、同じ月に行われた「第1回ミントサロン」でお話をさせていただいたのであった。
NHKカルチャー「始めよう山歩き」日曜クラス。真夏並みの日差し。
このクラスは9月が2度順延して先週だったのだが…
雷声寺までで暑くてバテバテ。山道に入ると涼しかったけど。
大阪湾とその周辺の都市部を一望するゴージャスな夜景で知られる六甲山。
空気が澄んでくるこれからの季節は、夜景がきれいな日が増えてくる。
そして、六甲山の秋の風物詩、六甲ミーツ・アート 芸術散歩2013がただいま絶賛開幕中。ガーデンテラス「みはらしの塔」では、田中健司さんの作品「六甲光流2013」を18:00~21:00の間投影している。
“予約困難なビアガーデン”に行こうとしたら雨天中止になったリベンジへ。
昼間は暑かったけど、日が落ちたらとたんにひんやりーっと…
がしかし、さすが人気の“うめはんビアガーデンマルシェ”。フードメニューのレベルが高い。揚げ物と枝豆がメインな感じの一般のビアガーデンとは異なり、野菜中心で女性好みの料理があれこれ。ボリュームたっぷりの鶏モモ丸ごとグリルは一人1本…
2ヶ月ほど前にオープンして、一度行ってみたかったジムへ。
桜ノ宮のリバーシティタワープラザという巨大マンションの1階にある。
環状線桜ノ宮駅から徒歩5分くらい、総合医療センターのちょい西側。
地下鉄都島駅、天神橋筋6丁目からもそう遠くない。
とてもこじんまりとした、そしてとてもお洒落なジムだ。
★ボルダリングジム クラリカ
大阪市都島区中野町5-13-4
桜ノ宮リバーシティタワープラザアベニュー1F
06-4253-2250
NHKカルチャー「水曜ショートハイキング」クラスで有馬の低山へ。
予定コースが通行止めのため、「有馬二山」を「落葉山三峰」に変更。
まずは妙見宮参道を西国三十三か所の石仏に見守られて登る。
毎年恒例、六甲山上秋の風物詩『六甲ミーツ・アート 芸術散歩2013』。
あいにく六甲ケーブルが先の台風被害で運休中にて、代替輸送で山上へ。
秋晴れの天覧台。お馴染みの「キジ」の上に巨大タイが…
仏教にも健康に関することにも造詣が深い作家の五木寛之氏と、博識で知られる作家で禅僧の玄侑宗久氏による対談本。生命活動に直接つながる呼吸は精神的にも重要なもので、仏教とも深い関わりがある。古今、呼吸法はいろいろと考案されてきたが、どの呼吸法も創始した人にとってはベストでも、万人向きではなく、ひとりひとり自分に合った方法があるのだとか。自分の身体の声を聴き、「良い加減」で行うのがよろし、と。。。
瞑想や座禅、ヨガなども呼吸が重要な要素。息をコントロールすることによって、精神状態をコントロールしたり、身体への意識を行きわたらせたり。それは“スキル”として伝授できる面もあるだろうが、玄侑さんによると、「たとえば歩行は、自然に呼吸をうながすという面がありますし、あるいは読経、お経を覚えてやるのだって、呼吸そのものを意識せずに、結果的に呼吸法になっています」とのことなので、とりあえず空気のいい山を、これからもせっせと歩こうっと。
『息の発見』
五木寛之著 対話者:玄侑宗久
平凡社 刊
2008年10月 初版発行
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