『お寺ごはん』
“「料理僧」を名乗り、食を通して仏教の教えを伝える活動をしているお坊さん”が書いた本。「肉、魚をつかわず、野菜をふんだんにつかうお寺のごはんは、体の中をすっきりとととのえ、また、野菜を多くつかうことから、一般の食事に比べて非常に低カロリーでヘルシー」。
そんなお寺レシピをふんだんに紹介した一冊。
“料理の過程で大切にしていただきたいのは、「ていねいにつくり、ていねいにいただく」ということです。”ってことで、きちんとダシを引き、野菜は面取りをし、手間暇を惜しまずきちんと作ろう、というのが基本コンセプト。和食ばかりではなく、揚げワンタンとかポテトサラダ、豆腐とモッツァレッラの刺身、車麩のみそカツといったイマドキ風のメニューも満載。
『お寺ごはん』
青江覚峰 著
ディスカバートエンティワン 刊
2012年11月 初版1刷発行
著者の青江覚峰さんは、インターネット寺院「虚空山彼岸寺」の立ち上げ、暗闇の中で料理を食すイベント「暗闇ごはん」などを主催する面白い活動をされている方。
無意識に口にするものでも、全てに「いのち」が宿っているということに思いを馳せつついただくこと、が全編を通じて強調されている。
■覚書
[豆腐マヨネーズ]
絹ごし豆腐1/2丁はよく水切りし、こし器で濾し、リンゴ酢大匙1、塩・胡椒・辛子を加え、泡だて器で混ぜながらオリーブオイル大匙2を少しずつ加える。
[れんこんと長芋のゆずこしょう揚げ]
乱切りにしたれんこんと長芋をゆずこしょうで和えて10分ほど置き、水けを軽くふき取って薄力粉をまぶし、カリッと揚げる。
[焼きキャベツのマリネ]
ざく切りにしたキャベツをグリルで軽く焼き目がつくまで焼いて、熱いうちにリンゴ酢大匙2、ガムシロップ小匙1、塩小匙1/2、生姜の搾り汁小匙1/2、オレガノ・タイム・ローズマリーを混ぜたものに漬ける。
[「お寺ごはん」のカレー]
じゃがいも、にんじんを一口大に切ってサラダ油で炒め、水を加えて軟らかく煮る。
しめじ、まいたけ、カットトマト、厚揚げを加えて、カレー粉小さじ3、白練りごま大匙2、赤味噌大匙1を加えて煮込み、塩で味を調える。
ごはんにカレーをかけて、ゆでたオクラや揚げ茄子をトッピング。
[漬物チャーハン]
みじん切りにした漬物とレンコンを炒め、油がなじんだら絹こし豆腐1/4丁を崩しながら加える。ご飯を加えて全体をなじませ、ちぎったレタスを入れて塩コショウで味付けし、最後に鍋肌に醤油をたらして香りづけする。
[むじなうどん]
揚げ玉とうす揚げを入れたうどん!!
きつねとたぬきを足したらむじな!?
しかし…「わらび餅」の材料が「片栗粉40g、白玉粉20g、砂糖50g、水3/5カップ」ってのは!今はやりの「偽装」でわっ!
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