« 明石と言えば…「子もちたこ最中」 | トップページ | 『日本人なら知っておきたい日本文学』 »

市民と企業が育てる森、街を守る森

六甲山は、崩れやすい風化花崗岩の山でもあり、昔から土砂災害が多い。
Dsc05976
昭和13年の阪神大水害では、150,000軒もの家屋が押し流され、神戸の街は泥流に沈んで壊滅的な被害が出た。その後、国が直轄事業として六甲砂防事務所を置いて砂防工事を進め、阪神大水害を上回る量の大雨が降った昭和42年7月豪雨では、174基の砂防堰堤をはじめ、護岸工事などが進められていたため、格段に被害が減った(とは言え、38,000戸が被災)。

国土交通省六甲砂防事務所、兵庫県砂防課、神戸市の三者による砂防堰堤は現在六甲全山で約1000基。山歩きをしていると、堰堤だらけでうんざりすることもあるけれど、防災面から非常に重要な役割を果たしているのだ。
 ★参考:六甲山でみられる砂防施設のいろいろ

しかしながら、砂防ダムのおかげで土砂災害が起こらなくなった、って訳ではないみたいで、六甲SABOのサイトには「実は、たまたま昭和13年や42年の災害時に匹敵する大雨が、まだ降っていないというだけのことなのです」と書かれている。油断大敵。

そして、防災のもうひとつの柱が「六甲山系グリーンベルト整備事業」。山の斜面を樹林帯として守り育て、防災機能の強化と自然豊かな生活環境の確保を両立させるためのプロジェクトで、これには市民ボランティアの働きと、企業の応援が大きな力となっている。
 ★参考:市民・企業による森づくり

さきがけとなったのは「こうべ森の学校」や「ブナを植える会」だと思うが、今あちこちで同様の取り組みが育ってきている。

今回は「魚屋道」周辺の森をご紹介。
Dsc06784
甲南山手の「森稲荷」神社から山手へ登っていく。
Dsc06811
川沿いから魚屋道へと入ってすぐ、西側の尾根上にあるのがネスレ日本株式会社の「ウエルネスの森」。街から近いし、ちょっとなごみに行くにもいいロケーション。
Dsc06823
そこから少し上、尾根の見晴らしのいいエリアにあるのがパナソニック電工阪神地区松寿会フォレスター松寿による「松寿の森」。
Dsc06831
薬大尾根に合流し、さらに登って魚屋道と出合うあたりが株式会社伊田工務店の「つながりの森」。
Dsc06838
その少し山側には東京海上日動火災保険株式会社の「あんしんの森」。
Dsc06847
魚屋道の蛙岩付近は、東亜バルブエンジニアリング株式会社の「いぶきの森」。
Dsc06849
蛙岩のまわりもきれいに整備されて、明るい休憩適地になってます。
コースなどの詳細は…ヤマレコの記録をどうぞ。

|

« 明石と言えば…「子もちたこ最中」 | トップページ | 『日本人なら知っておきたい日本文学』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 明石と言えば…「子もちたこ最中」 | トップページ | 『日本人なら知っておきたい日本文学』 »