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アバランチトランシーバー(2014W)

週末の「積雪期レスキュー講習会」でビーコンをいろいろ触ってみた。
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初日にフィールドで、二日目は体育館でだが、いろんな機種を操作してみた。体育館では電波が反射するなどしてイレギュラーな反応をするので、受信範囲の測定などは正確ではない部分もあるのだが、操作性や表示機能などを中心に主観的な感想を書いてみる。

以下は、あくまで極にゃみ的主観に基づく“個人的感想”です。購入を検討している方は、複数のソースからなるべく多くの情報を得たうえで、自己判断してください。
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今回はケンコー社さまのご縁でレンタルしていただいたもののほか、参加者の皆さまがお持ちのものも供出していただいて、アレコレ検証。受信範囲に関しては、数年前にフィールドで実測したときにもそうだったが、スペック通りの距離は出ないもよう。ほとんどの機種が正確に距離が表示されるのは20m以下。感知そのものが30m以下のものもあった(これは建物内であることが影響している可能性もあるが)。ただし、アナログ機種の「オルトボックスF1」はかなり正確に距離が出ていたので、「アナログに比べてデジタルは距離が出ない」のは事実ではないかと思う。
Arva_evolution3
■ARVA / Evolution3plus
複数マーキング機能がプラスされて、この機能を有するタイプの中では低価格なモデルだが、マーキングできるのは一人のみ。メーカー公表のスペックでは最大受信範囲60mとあるが、ちょっと試してみた感じではそんなにはなさそう…
モード切替はオーバーミトンでも簡単だが、スイッチのOn/Offがねじ込み式なのがちょっと古臭い感じ。
Arvaneo
■ARVA / NEO
バッテリーケースの開閉が困難(マイナスドライバーが必要。コインでは開かなかった)な上、固定ねじがフィックスされていないので、脱落紛失の可能性あり(出発前に自宅で電池交換をきっちりするべし)。スイッチのOn/Offはやはりねじ込み式。Evolution3plusに比べて受信範囲は大きく改善されてるっぽい。モード切替はオーバーミトンでも簡単。
使用感について詳細な検証はできなかったのだが、以下のサイトが詳しい。
雪崩ビーコンARVA NEOレビュー
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■BCA / TRACKER2
世界初のデジタルビーコンとして普及率の高い「TRACKER DTS」の後継モデル。2アンテナからトリプルになって感度アップが図られたということだが… 複数捜索はSPボタンで選択する必要があり、ほかのメーカーの最新機種と比べると煩雑な感じ。受信距離は短め。本体はちといかつい(デカい)感じがするが、捜索モードへの切り替えはオーバーミトンをしていても簡単。
Mammut_pulse_barryvox
■MAMMUT / PULSE Barryvox
今主流の3アンテナだが、アナログ・デジタルのデュアルタイプで、メーカー公表の受信範囲は広め。どの程度かは不明ながら耐衝撃・耐防水機能もあり。アナログモードに切り替えができるので、使い方に習熟した人ならより複雑な捜索にも対応。ってことで割とハイエンドなモデルと思われる。デザインはシンプルかつスマート。
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■ORTOVOX  /  S1+
二つ折りで大きなデジタル画面は視認性が抜群。複数捜索時、4人までの位置と方向を表示し、3m以内に入ると自動的にピンポイントサーチモードに切り替わる。二つ折りのため大きいような気がしたけど、ほかの機種と比べるとさほど違わない。表示方法が独特なので、きちんとマニュアルを見る必要があるが、慣れたら使いやすいのではないかと思う。一番高価だけど。
Ortovox_3
■ORTOVOX / 3+
電池が単3×1本という特殊な機種(単4×2本or3本が一般的)だが、発信250時間、捜索15時間と駆動時間に遜色はない。受信範囲がS1+の55mに対し40mと狭い(実測33m程度 ※「アバランチトランシーバー機種別受信距離」参照)。総合的に考えて、どうせならS1+の方がいいかなぁ。お値段が2万円以上も違うけど…
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■PIEPS / DSP
トリプルアンテナを搭載した最初の機種で、正確かつ迅速な捜索。複数捜索時のマーキングもボタン操作でワンタッチ。スキャンモードというデジタルレンジ捜索モードあり(←詳細不明)。複雑なモードはともかく、基本的な操作はマニュアルを見なくても“直感的に”使えるので最初の一台としてもいいかも。スイッチOn/Off、モード切替はボタンを押しながらバーをスライドするダブルアクションで操作性もよい。

極にゃみ的には、10年ほど前に購入した二代目のBarryvox OPTO 3000 をいまだに使ってて、トリプルアンテナ・マーク機能付きのものとはやはり格段に性能が違うっていうのは実感しているので、そろそろ買い換え時だなとはここ数年思い続けているのだけど…

去年までは「PIEPS  DSP」 か「MAMMUT  PULSE Barryvox」かなと思ってたけど、「ORTOVOX   S1+」もよさそう。ただし、およそのお値段は、S1+は65500円、PIEPS  DSPは58000円、 PULSE Barryvox47500円くらい(税別)。価格的にはアルバが一番安そう。
まぁどのみち今シーズンにどうのこうのってことは考えてないけど。来年モデルがそろそろ出てくる頃なので、引き続き注目しておきたい。


【参考になりそうなサイト】
★「アバランチトランシーバー機種別受信距離」by三段山クラブ…ココ!
★山の道具 ラッピー「ビーコン bca、arva、Mammut、Pieps」…ココ!
ご参考に。

ちなみに、今回、前年に使用してから電池を抜くのを忘れていて、液漏れによる故障で使えなくなった方がおられました。じつは私自身も、初代の「オルトボックスF1」を同様の失敗で壊した前科があります。使用後はバッテリーを抜いておくのをお忘れなく!

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