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『増山超能力師事務所』

「超能力者」の存在が一般的に認知され、その力の測定方法も確立。Masuyama_3国家資格として超能力師試験が行われ、「超能力師」が職業として成立している世界、という設定で、探偵事務所的な「超能力師事務所」を舞台に展開するストーリー。
ネタばれするので筋書には触れないが、「めんどくさい」が口癖の増山所長以下、個性的な登場人物たちがいろいろな事案を解決していく。浮気調査、家出人の捜索、心霊現象の調査… 彼らの“能力”は一般人からすると便利そうに見えるが、“異能”であるがゆえの苦悩。「普通」ではないというレッテルが彼らにもたらすものについて。面白く読ませるエンターテイメント作品だが、「マイノリティ」というものについて示唆に富んだ内容となっている。

『増山超能力師事務所』
誉田哲也 著
文芸春秋社 刊
2013年7月 初版発行
*特設サイト  誉田哲也『増山超能力師事務所』…ココ!

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