柑橘王国・熊野の果物
途中でのりこ農園さんに寄り道。ほっこり熊野古道Ⅲのときにご縁をいただいたミカン農家さんで、裏手の山は熊野古道の「小狗子峠」。
「今は何にもないんやけど…」と言いながらも、文旦とかポンカンとかタンカンとか、いろいろ出してくださって、みんなでおやつ代わりにいただいた。
あちこちでいろいろGetしてきた中で目新しかったのがコレ。
右のオレンジ色が、のりこ農園さんの「ダイダイ」。黄色が「春光柑」。
ダイダイは、ヒマラヤ原産の香酸柑橘(酢みかん)で、酸味が強く独特の爽やかな香りが特徴。収穫せずにおくと数年木に成ったままで、新旧の実が揃うことから「代々」栄える縁起のよい果実として珍重されてきた。
「だいだいいろ」の語源でもある鮮やかなオレンジ色は、熟した証の色だが、春になるとまた緑に戻るのだとか。
春光柑は、新宮市出身の作家・佐藤春夫が命名したという、新宮周辺限定の品種。生産量もわずかで他地域には出回らないため、「幻のみかん」と呼ばれている。文旦系の交雑種らしく、さっぱりとした味と独特の爽やかな香り立ちがとても美味しい。
帰りに、田辺で立ち寄ったJAショップで買った和歌山生まれの新品種のいちご。平成14年作出の新しい品種で、さちのか×あきひめから生まれた「まりひめ」。みずみずしくて、果肉がしっかりしていて、美味しいいちごだった。
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