身近にある「特定外来生物」
ナダ区役所の知人にチクったんだけど、担当部署の方はすでに把握されていて、対策もされているそう。
「在来生態系への影響が危惧される」という理由で駆除しようにも、近隣住民から「きれいな花をなぜ刈るのか」というクレームになることがあるので、トラブルを避けるために花が枯れるのを待ち、種が成熟して散布する直前に刈るという配慮をしているそうだ。
溝の中などによく咲いているコレも…
ゴマノハグサ科の「オオカワヂシャ」。在来種のカワヂシャが少なくなっているところへ繁殖力が強いこの種が入ってくると、“侵略的”にふるまう結果になる。交雑することによる遺伝子的な問題も重要。
生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるものの中から指定されている「特定外来生物」には、ヌートリアやアライグマなど、哺乳類(23種)、ソウシチョウなど鳥類(4種類)、カミツキガメなど爬虫類(16種類)、ヒキガエル属の全種やウシガエルなど両生類(11種類)、ブルーギルやコクチバス・オオクチバスなど魚類(13種類)、セアカゴケグモやハイイロゴケグモなどクモ・サソリ類(10種類)、ザリガニ、アメリカザリガニ、モクズガニなど甲殻類(5種類)、セイヨウオオマルハナバチ、アルゼンチンアリ 、ヒアリなど昆虫類(8種類)、軟体動物等(5種類)、そして植物は12種類。
意外と身近なところで“ふつうに”存在しているものなのだ。
| 固定リンク
コメント