『虹、つどうべし 別所一族ご無念御留』
三木ご出身の玉岡かおるさんが、多数の餓死者を出し、戦国史上でもまれにみる悲惨な籠城戦といわれる、「三木合戦」を描いた作品。
赤松家の流れを汲む名家で、播磨では当時最大の権勢を誇った別所家。早くから信長に臣従していた別所長治が、造反する結果となり、2年に渡る悲惨な籠城の末、自らの命と引き換えに家臣らの助命を願い出た、戦国時代屈指の美談を“キリシタンの女間者”なるヒロインと長治の恋愛をからめながらドラマチックに描いたもの。
『虹、つどうべし 別所一族ご無念御留』
玉岡かおる 著
幻冬舎 刊
2013年1月 初版発行
★「敗者の理に光を」玉岡かおるさん インタビュー …ココ!
作家さんご本人が「自分史上最速」で仕上げた作品、というような意味のことを述べておられるが、確かに「一気呵成に書いた」感じ。
作家さんというものがどういうふうに作品を書き上げるのかは知らないけど、緻密に、長い時間をかけてじっくり向き合って書かれたものとはやはり違うように感じる。いいか悪いかは別の話だけど。
三木市市制60周年記念事業として来年3月に舞台化されることが決定したそうです。
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