紀の国トレイナート2014 3日目(湯川駅)
「紀の国トレイナート2014 」最終日。極にゃみ的にはこのお茶会がメイン。
「積み木の茶室」。紀州産杉材を組んだ不思議な茶室が海の見えるホームに。
和歌山出身の建築家、広谷 純弘氏(アーキヴィジョン広谷スタジオ主催)による作品。イラストは和田さとこ氏。
武家茶道の流れを汲むという「上田宗箇流」の門人さん方のお点前。
積み木の隙間から漏れる光や海風が思いのほか快い。波音を聴きながら…
武家茶道だからか、袴姿の男性がお点前を披露。なんだかすごく不思議な所作が多くて面白かった。狭い茶室に段ボール製の椅子を並べて客6名。正客と2席目まで亭主が点てて、あとは点て出しで。
お菓子は、串本の名店「清月菓舗」さんがこの茶会のために特別に調製されたもので、菓銘は「いさな」。波しぶきを上げて自由に泳ぐクジラをイメージしたという美しい練切の巻物。中に海岸の白砂を表したというすりごま餡が入っていて、とても風味がよくて美味だった。胡麻は地元古座川町楠の「ヘブン自然農園」で無農薬栽培されたものだとか。この菓子店には次回串本に行ったらぜひ立ち寄りたい。
茶花は紀州らしく、キイジョウロウホトトギスがメインで、ワレモコウも。
茶会は3回あったのだが、どうも身内や関係者っぽい方ばかり…?だったかも。
トレイナート号の車窓へいっせいにお茶を出す「プラットフォーム茶会」は見たかったなぁ。
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