指導員研修会と「安全登山の集い」
秋晴れの週末なのに、この時期恒例の指導員研修会にて午後はインドア。
その後、これまた恒例行事・大阪府山岳連盟遭難対策委員会主催「安全登山の集い」。毎年魅力的な講師をお招きするのだが、今年は女性で初めてピオレドール賞を受賞(第17回)したアルピニストの谷口ケイさん。
ホントに素敵な方で、久々にこころの底からワクワクするお話を聞かせていただいた。
谷口さんのお話しで一番印象的だったのは、常に「What's next?」だということ。
どんなに輝かしい記録であろうと、それは自分にとってはもう済んだことで、常に「What's next?」を問い、ひとところに居つくのではなく、常に新しいスタイルを求めていく。
ピオレドール賞は、受賞よりもその後に審査員を務めたことの方が心に残っているとか。クリーンに(後に登る人のためにも何も残さない)、オリジナリティのあるルート、美しいラインを求めること。次に続くクライマーへのよきメッセージとなるようなクライミング。それは、アートと同じだという。
そんな世界とはもはやほぼ関係のない“自称ハイカー”な私だけど、彼女の理念はとても共感できるし、お話を聞いていて久々に山ヤ魂が高揚した。自分にとっての「What's next?」を求めるワクワク感を常に持って山に向き合いたいと切実に思った。
★昨年は鹿屋体育大学 山本 正嘉教授。内容まとめは…ココ!
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