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『武将メシ 戦国時代、「食」はひとつの武器であった』

食文化史研究家の永山久夫氏が戦国武将たちの“食”に着目し、当時のBusyo_meshi文献などからレシピを再現して構成した一冊。
「戦上手な武将たちは食事法の達人」=戦闘に適した強靭な肉体、戦乱を生き抜く頭脳力や直観力、柔軟な発想力などは食によって作られる、という観点から、豊臣秀吉、前田利家、加藤清正、黒田長政、上杉謙信、武田信玄、織田信長、石田三成、明智光秀、徳川家康…名だたる武将たちの食に関する好みやエピソードなどを紹介している。

「武将メシ 戦国時代、『食』はひとつの武器であった」
永山久夫 著
宝島社 刊
2013年3月 初版発行
※2012年3月発行『武士のメシ』再編集・改題書

参考:
歴史人」サイトより
戦国の侍メシ 永山久夫

★永山久夫オフィシャルホームページ「長寿王国

再現レシピが掲載されているのだが、作ってみたいものがいくつか。

■太閤スープ
農民から出世を重ねた末に天下統一を成し遂げた“怒涛のタフネス”豊臣秀吉。50代半ばを超えて、体力・精力を維持するために強精食として虎肉を食べていたとか。虎は無理にしても、当時秀吉が好んで食べたとされる強壮食材を取り合わせて作る滋養たっぷりのスープ

・鶏ガラ・手羽・豚骨・豚あばら・大蒜・葱・人参・生姜・山椒・椎茸・岩茸・昆布・林檎・鰹節・クコの実・米を約18時間煮込む。
・焼き味噌で味を調え、切り麦(うどん)をつけて食す。

■焼き味噌
・鉄なべにオリーブオイルをしき、味噌を中火で炒める。
・黒ゴマ(すりごま)を加えて炒め合わせ、おろし生姜、三温糖を加え、ほどよい焦げ色になったら完成

ちなみに…
秀吉・信長・家康が好んだ共通食材「豆味噌」はトリプトファンを豊富に含む
★トリプトファンの効能:ビタミンB6と合成することで“幸せホルモン”セロトニンの生成・分泌を促す →気分が高揚し、明るくなる

■兵糧丸
陣中で食べるために丸薬状に固めた兵糧。当時の兵法書に「一日2、3丸用いれば空腹にならず体力が低下しない」とあるそう。『上杉家兵法書』には、麻の実、黒大豆、蕎麦を粉にして酒に浸し、丸薬にしたもの、と記載されている。武田家に伝わる『甲州流秘書』によれば、寒晒しの米粉、蕎麦粉、梅肉、鰹節、鰻の白干しを酒で練り、丸薬状にして蒸した後日干しにする、とあり、さまざまなレシピが伝わっているようだ。

当時の文献を参考にしながら、現代風の材料でアレンジした“永山流”レシピ
Dsc03494・白玉粉、小麦粉、きな粉、蕎麦粉、すりごま(各同量)を酒で練り、団子状に丸める
・30分ほど蒸し、きな粉をまぶす。
そのままでも食べられるが、一日ほど天日干しすると保存性が高まる。

こんなにデカく作らず、一口サイズに成型すれば、火の通りも乾燥も早くて、食べやすいのではないかと思うけど…

多くの武将が好んだ食について紹介されているが、平均寿命が37~38歳であった当時、70歳をはるかに超えて生きた長寿の武将たちに共通するのは、「主食には玄米飯か、胚芽や糠が残る半搗き米」「出世してからも粗食を貫いた」など。
著者がピックアップした「戦国武将に学ぶ!長寿になれる食術の秘訣七カ条」は以下の通り。

その1 米は玄米
その2 米は一晩水に漬けてから炊く(発芽玄米になりギャバが増える)
その3 よく噛んで食べる
その4 常に身体を動かす
その5 野菜が豊富な汁物を毎日食べる
その6 イワシ、海藻からカルシウムを摂取
その7 飲み物は日本茶

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