震災20年
あの震災を知らない世代が成人し、語り部は年老い、風化が進んでいるという指摘もある。家族は無事で、自宅も一部損壊程度ですんだけれど、極にゃみ的には今でもあの時のことは忘れられないし、当時の映像などに触れるとフラッシュバックのような状態になってしまったりもする。
「災の国」であることを忘れてはいけないと思う。激震が都市を破壊し、津波が押し寄せ、山が崩れ、人々の命を奪う事態が、また起きる可能性は決して少なくないのだから。
そういうところで生きているのだから、備えなければ。
とりかえしのつかない事態を招く、原発再稼働は、絶対に許してはいけないと思う。
とてつもない災厄をもたらした兵庫県南部地震で、六甲山は12センチ標高が高くなった。
この山は、約100万年前に始まった地殻変動で、なだらかな丘陵地が徐々にせり上がる「衝上断層」によって、900mを超える山に成長した。
度重なる地震によって断層がずれて、少しずつ高くなっていったのである。
つまり、六甲山にとっては、あの激震すら、「長年数限りなく繰り返されてきたこと」にすぎない。そういう地域に暮らしているという自覚は必要だと思う。
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