またまた神戸新聞から~ 連載・特集「災の国」
震災20年を前に、地元神戸新聞では震災に関する記事が目立つ。
1月1日から連載されている特集「災の国」が昨日(2015.1.15)で一段落。
いろいろな切り口から問題点を捉えていて、読み応えのある内容だった。
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昨日の記事から少し抜粋。
日本は他の国とは違う。
世界の地震の約1割は、日本とその周辺で起きている。スイスの再保険会社が世界600以上の都市圏で自然災害の被害を受ける人口を推計し、公表した危険度は東京・横浜が1位。大阪・神戸も4位に入る。
この国は「災害と生きる覚悟」を土台に地域や国をつくり、人材を育てなければならない宿命にある。
しかし今、防災を担当する内閣府の職員はわずか90人余りで、短期間で入れ替わっていく。防災担当相は2001年の初任命から14年間で延べ19人目。平均在任期間は1年に満たない。
国の真ん中に、災害を考え続ける人間がいない。
阪神・淡路で亡くなった6434人の魂は、20年間問い続けている。「なぜ、私たちは生きられなかったのか」。生き続ける者は、行動で応えなければならない。「1・17」を永遠の原点として。
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