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震災から4年

東日本大震災の発生から4年。またまた助っ人に駆り出されて…
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大阪中之島のオフィスビルで、一人そっと黙とうを捧げた。
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神戸新聞夕刊の「随想」は、地震学が専門の神戸大学名誉教授・石橋克彦さん。「東日本大震災の教訓」と題し、地震学者の観点から書いておられる。以下に全文引用する。

 東日本大震災の発生から今日で4年になった。
 死者・行方不明者は関連死を含めて約2万2千人に上る。震災はまだ続いており、今も全国で23万人近い方々が避難生活を強いられている。また原子力緊急事態宣言が出されたままで、福島原発震災が深刻化している。
 この人類史に残るほどの災害は、大は巨大地震から極微は原子核に至るまでの大自然に比べて、その一部分にすぎない人間がちっぽけな存在であることをあらためて見せつけた。これが震災の大きな教訓だろう。
 人は巨大津波からはひたすら逃げるほかなく、1000万分の一秒単位で進行する核分裂連鎖反応も完璧に手なずけることもできないのだ。
 だが、その途方もない力をもつ大自然は、いっぽうで、一部分が野放図に強大になることはなく、抑制と均衡のメカニズムが働いている。
 ところが、震災後の日本社会の主流は、抑制の規範を欠き、ひたすら物質的・経済的肥大を追求している。その現れが、経済成長・市場原理・自由貿易至上主義、環太平洋連携協定(TPP)推進、東京一極集中、原発再稼働、リニア新幹線などだろう。しかし、こんな膨張を弊害なしに続けられるとは思えない。
 日本列島が大地震活動期に入っていて、いずれ南海トラフ巨大地震が発生することも考えれば、私たちは震災の教訓を肝に銘じて、大自然と調和した生き方、身の丈にあった経済活動、適正規模の技術の活用などに方向転換すべきであろう。
 各地の風土に根ざした地域内経済循環、小規模分散システムによるエネルギーの自給、食の地産地消などの促進が、穏やかで充足した日々の暮らしとともに、将来の超広域大災害を乗り越えるためにも必須だと思われる。この立場からは、危険な原発の再稼働もありえない話である。 

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