当麻寺門前「薬庵」
昨日の講座解散後、monacoちゃんとふと吸い寄せられてしまったお店。
当麻寺の門前にある蕎麦屋。たしか以前は「稜」ってお店だったような…
営業時間は14時半まで、と書いてあって、すでに15時だったのだが、人の気配がしたので首を突っ込んでみたら「どうぞ」とのことだったので入店。
暑かったので、とりあえずゑびすでカンパーイ。アテに焼き蕎麦味噌を。
こんがり香ばしく焼き上げてあり、ピリ辛で煎り蕎麦の実?の食感がええ感じ。途中でビールがなくなってしまったので、奈良の地酒を少々。
吉野の蔵「美吉野醸造」の“花巴 太古の滴”。室町時代に、菩提山正暦寺で編み出された醸造法「菩提もと造り」を再現して作られたという純米酒で、ものすごく豊潤でデザートワインみたいな甘さが個性的。流行りの淡麗とかフルーティな吟醸香とかって系列とは全く違う、しっかりどっしりとした存在感。けれど鼻に抜ける香りはエレガントな、独特の味わい。
そして蕎麦。
最後の客だったからか、店主はタイミングをしっかり見極めててくれた。まずは薬味とつゆが運ばれて、そこからは時間勝負な雰囲気…
挽きぐるみの「田舎」は売り切れで、二番粉の「せいろ」を。ものすごく細いけれど、しっかり〆てあって、かつ絶妙なアルデンテ。半分くらいは塩で食べたい感じだけど、つゆも好みの味で美味しかった。そして、蕎麦湯もバッチリ美味しかった。
観光地にあるのが不思議なような、とてもレベルの高いお店だと思う。店主さんもとても感じがよかった。リピ確定。
★薬庵
奈良県葛城市當麻1256-2
0745-48-6810
11:45~14:30(売り切れまで) 夜は2名以上で要予約
金曜定休
【参考サイト】
★蔵元ブログ/美吉野醸造「花巴 太古の滴菩提もと仕込み」
…ココ!
★日本清酒発祥の地「正暦寺」
…ココ!
★奈良の地酒をちょこっと飲むなら「ならまちの“ちょこっとカフェ”」
…ココ!
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