『畑から宇宙が見える ―川口由一と自然農の世界 』
「赤目自然農塾 」を主催されている川口由一さんの自然農について、長年取材をしてこられた著者がまとめた一冊。じつは2か月ほど前に読んでいたものなのだが…
『はじめての自然農で野菜づくり』にも書かれているが、耕さず、肥料・農薬を使わず、草や虫を敵としない農法に取り組むようになった経緯、自然農とはどういうものなのか、という部分から、人はいかに生き、いかに死ぬべきなのか、といった生命の神秘や宇宙の成り立ちまで、川口さんの哲学?が語られる。ちと宗教めいてきて「んんん…」と思っていたのだが、ちょうど並行して読んでいた『鹿の王
』とリンクしてきて、なんとなく“腑に落ちた”感じ…かな。
『畑から宇宙が見える ―川口由一と自然農の世界
』宝島社新書 444
新井 由己 著
宝島社 刊
2014年4月 初版発行
『猪変』(いへん)
先日、取り置き依頼をしていた本を引き取りにジュンク堂西宮店に行ったとき、てんちょ!が「こんな本、入荷してますけど…」とお勧めしてくれた一冊。
2002年12月から約半年に渡って中国新聞で連載された記事をまとめたもので、元々イノシシが多い中国地方での獣害の実態や、各地域での対策、イノシシにまつわるトリビア的なネタなどを網羅。
「海を泳いで、島に渡るイノシシがおるんじゃげな」という“げなげな話”(マユツバ系の噂話)を記者が小耳にはさんだところから始まった企画だそうだが、中国地方に限らず、各地で同じような現象が起きている。
山の中はイノシシだらけ、住宅街にもふつうにイノシシが出没する六甲山周辺でも、人工島へイノシシが泳ぎ渡ったという報道も耳に新しい。
“獣害”というが、そもそも野生動物が暮らしていた環境の変化をもたらしたのは人間だし、人間側の関わり方をもっと見直さなければならないのだと思う。一読すべき一冊。てんちょ!、ありがとう。
『猪変』(いへん)
中国新聞取材班 編
本の雑誌社 刊
2015年2月 初版発行
★内澤旬子氏による書評(ブック・アサヒ・コム)
…ココ!
※連載を読んで出版に向けて編集者に縁を結んだ方だそうです。
口絵から、面白い写真をちょこっと紹介。
ちょこっと畑→山ヤ系飲み会
所用を片して、夕刻から畑へ。7月20日以来なのでまたまた6日ぶり。
もちろん草ぼーぼーな感じ。お隣さんも残業モードでいてはった。
けど、お隣さんは一生懸命水やりしてはるし、草は完全排除みたい。
うちは、草は伸びすぎたら刈るけど抜かないし、水は種を下ろすとき以外はやんない完全放置系。
トワイライトハイク@油こぶし
先週の“トワイライトハイク@摩耶山”に引き続き、白馬堂ROKKO企画にて。
涼しい夕刻から山頂での夜景を目指して歩こう!というプラン。六甲ケーブル駅からハイクアップ。
昼間は暑かったけど、夕刻からは爽やかな風が吹いて心地よかった。
『明日の子供たち』
稀代のストーリーテラー、有川浩さんが「児童養護施設で暮らす子供たち」をテーマに書き下ろした本。作品の最後に、本好きのヒロインが大好きな作家に宛てて
「児童養護施設をテーマに本を書いてほしいんです」という手紙を書くシーンがある。
世間では児童養護施設についてほとんど知られていないし、正確に知っている人はほとんどおらず、そのために子どもたちが辛い思いをすることもある、と訴え、
「そこで、先生に児童養護施設をテーマに本を書いてほしいんです。先生の書かれる本の影響力はすごいです。先生が本を出すと、たくさんの人が先生の本を読みます。もし先生が児童養護施設をテーマに本を書いたら、今までの施設のイメージが変わると思います」とリクエスト。
どうやらこの手紙は、実際に児童養護施設で暮らす高校生から送られて来たものが下敷きになっているようだ。手紙を出した高校生の願いは、叶えられたと思う。とてもよい作品だった。
『明日の子供たち』
有川浩 著
2014年8月 初版発行
幻冬舎 刊
ところで、昨年冬に『明日ママがいない』というTVドラマがオンエアされて物議をかもした。
『沈みゆく大国アメリカ〈逃げ切れ!日本の医療〉』
前著『沈みゆく大国アメリカ』に続いてこの春刊行された話題書。「医産複合体」というモンスターによって「いのち」と「老後」が「投資商品」と化してしまったアメリカ。
医療分野に投資家が進出し、介護も医療も金儲けのアイテムに。お金がないと満足な治療が受けられず、医療破産する人が続出、医師も制度の問題から過労で倒れる寸前という悲惨な状態だそう。その“モンスター”が次に狙っているのは日本の市場。
この国の「国民皆保険制度」がいかに素晴らしいものか、じつはその恩恵に浸り切っている我々日本人はあまり気づいていないのだということがよくわかる一冊。必読の書。
アメリカの医療崩壊の原因となった「オバマケアが成立したのはアメリカ国民が馬鹿だから」(by MIT教授)だそう。
翻ってこの国。
秘密保護法、安保法案、こんなきな臭い法律が易々と通ってしまうのは「国民が馬鹿だから」…?
TPPで国民皆保険制度が崩壊すると、アメリカと同じ轍を踏むことになるのだが。
『沈みゆく大国アメリカ〈逃げ切れ!日本の医療〉』
堤 未果 著
集英社 刊(集英社新書)
2015年5月20日 初版発行
【参考サイト】
★新刊JP『bestseller's interview 第68回 堤 未果さん』
…ココ!
★集英社 『沈みゆく大国 アメリカ』特設サイト…ココ!
例によって少々抜粋。
『養老孟司の大言論II 嫌いなことから、人は学ぶ』
『養老孟司の大言論I 希望とは自分が変わること
』が面白かったので続いて読んでみた。
…って、3か月ほど前のことだけど。カンヅメweekなので塩漬けネタ。
「われわれの思想としての事件」「考える軍隊」「信仰とはなにか」「ユダヤ問題」「意識の博物学」「博物学の視点」「違いから説き起こす」「お金や情報は「現実」か」「石油が維持する秩序」「傲慢になっていないか」「単純な人生」「人を見ること、生きること」の12章と、内田樹氏との特別対談からなる。前作同様、いろいろと示唆に富んだ面白い一冊だった。
けっこう“わからない”ところがたくさんあったのだけど、巻末の対談を読んでなるほど…と。
『養老孟司の大言論II 嫌いなことから、人は学ぶ』
養老孟司 著
新潮社 刊(新潮文庫 )
2014年3月 初版発行
例によってちょこっとだけ抜粋。
『和歌山カレー事件 再審請求のいま そしてこれから』
昨日、梅雨明けして非常に暑い大阪で行われた、表題の集会に参加してきた。
和歌山カレー事件については、もちろん知ってはいたけれど、“過去の事件”という認識しかなかった。数日前に友人がこの集いのことを知らせてくれたときも、さほど興味が持てなかった。福井県からわざわざ来ようとするモチベーションは何なんだろう?と思った。
当日、本人が来ることが難しい状況となって、こちらはちょうど時間を取ることができたので、彼女の“代わりに”聴いてこようと思ったのだけど…行ってよかった。
世の中には、表面に出てこないことがたくさんある。この件もそう。法治国家の名の下で、とんでもない人権侵害が行われていることに衝撃。
袴田巖さんの件もそうだが、冤罪によって基本的人権を奪われ、日々死の恐怖に直面しながら、不自由な生活を強いられている人がいるというのがこの国の現実。
原発の問題も、放射能汚染の問題も同じだけれど、「知らずにいること」は、意図的ではないにしろ「知られると都合が悪い存在」に加担するのと同じことではないかと思う。
淡路の畑へ…
GWに行った淡路の畑へ。何度か来ようと思いつつ未遂に終わってて。
台風一過なれど神戸は雨模様、現地はいい感じに雨は上がって曇ってた。
momoちゃんほか総勢女性4名、子ども3名。地主さんの孫さんたちも…
菱屋パン店@佐久
台風の大雨で、しかもカンヅメWeekに突入なので妄想食べ物ネタ。
ちょい前に行った旅先で立ち寄って美味しかったパン屋さんをご紹介。
「地元系のパン屋さんでもないかねぇ」と誰かが言った瞬間にこの店の看板が目に入ってきて、ハンドルを握ってたfukuちゃんが瞬間的にウィンカー出して飛び込んだ。偶然通りかかったわけだけど、なかなか素敵なお店だった。
建物は新しいけれど、古くから地元では愛されてきたお店のよう。
★菱屋パン店(食べログ)
長野県佐久市野沢226-13
0267-62-0276
9:30~売り切れまで 日・祝定休
アベ政治を許さない!!
現政権がやっていることは民主主義、立憲主義の否定。
こんな暴挙は、絶対に許してはいけない。
「7月18日(土)午後1時きっかり 同じポスターを全国一斉にかかげよう」
★澤地久枝さんのよびかけ…ココ!
揮毫は金子兜太さん
おとな旅神戸「あじさいハイキング2」摩耶山
「おとな旅神戸」にて、あじさいハイキング1に続いて今日が第二弾。
坂バスの増発便を出してもらって、集合場所のJR灘駅を出発。
実質的に貸切なので、坂バスのお話をしながら摩耶ケーブル駅へ…
3日目でまた畑!
11日に来たばかりだが、今週後半からえらいことになりそうにつき…
どう考えても真夏!梅雨とは考えにくい日差し!これでも18時過ぎ。
18時半過ぎないと陽射しが暑すぎ、、、と思ったら、影が早く伸びるようになってて、ウチの畑は18時くらいには陰に入ってるかも。
今年も“はくぶどう”
羽曳野市駒谷のG-grape farmの美味しいぶどうが白馬堂ROKKOに登場。
今回入荷分は、なんとラスト1パックをにゃみにゃみ。がgetしてしまった。
農薬をなるべく使わず、有機肥料にこだわり、手間暇かけて愛情たっぷりで育てられる美味しいぶどうたち。Organic Crossingとのコラボレーションで、美味しくなったら緊急入荷するっぽい。次回入荷をお楽しみに。ところで…
『没後20年 具体の画家―正延正俊』&今竹展
猛暑な感じの陽射しの中、久々に西宮市大谷記念美術館へ。
今週後半くらいからまた怒涛の日々に突入しそうなので、今のうちに。
『没後20年 具体の画家―正延正俊』と、『阪神間で活躍したグラフィックデザイナー 今竹七郎』を併催。
※いずれも ~8月2日(日)
『偽りの戦後日本』
政治学・社会思想研究者で、『永続敗戦論』を著した白井聡氏と、『人間を幸福にしない日本というシステム』などで知られるオランダ出身のジャーナリスト カレル・ヴァン・ウォルフレン氏による対談をまとめた一冊。原発、米軍の基地問題、新自由主義についてなど、戦後70年を迎えた日本が抱えるあらゆる問題を論考。
『偽りの戦後日本』
白井聡 カレル・ヴァン・ウォルフレン 著
角川学芸出版 刊
2015年4月 初版発行
参考サイト
★日本の右傾化 左翼が夢物語ばかり掲げたからとウォルフレン氏…ココ!
少しだけ抜粋。
高座谷~金鳥山Ⅱ →年次総会
NHKカルチャー神戸「始めよう山歩き」日曜女性クラスにて高座谷へ。
ええ、三日前に来たばかりですけど。その木曜日よりさらに暑かった。
高座谷は涼しかったけど、熱中症、脱水には細心の注意を払って。
『私たちの放射線副読本』
富山県の市民団体「とやま原子力教育を考える会」が、放射線の危険性や原発事故の歴史などをまとめた中高生向けの冊子「私たちの放射線副読本」を作成。
放射線に関する基礎知識がわかりやすくまとめられていて、福島原発事故後のこの国で生きていくために最低限知っておくべき内容だと思う。平易なことばづかいで、図や写真も多用、大人にとっても非常に読みやすい内容となっている。
また、出典や引用元をすべて明確に表記してある点もありがたい。
『私たちの放射線副読本』
とやま原子力教育を考える会 編集
2015年5月 発行
1冊500円で頒布。
◆とやま原子力教育を考える会
★中日新聞web 富山版2015年7月6日
「放射線の真実記す 県内主婦ら 中高生向け冊子作製」…ココ!
吹上の森(旧・三輪珈琲店)
5月にfukuちゃんに連れてってもらった「三輪珈琲店」が移転再開。
移転先はatelier Persimmon向かいの森の中。fukuちゃんがお祝いの花を。
ホントにココ、入っていいの?って感じの、浮世離れした森の中のお屋敷。
★吹上の森(FB)
三田市三輪1013
090-8209-8778 ※営業中のみ
13:00~17:30(季節変動あり) ※営業は土・日・祝日のみ
「はなとね」@ベーグル
評判がいいのは知ってたけど、ものすごく行きにくい場所だと聞いてた。
諸事情で、地元民となったAKKOさんにご案内いただいて行ってきた。
ホントにすごい場所にある。car naviで行きつけるのか疑問だけど、すごーく沢山のお客さんが来ててびっくり。
★はなとね
神戸市北区淡河町神田143-2
090-5672-3438
土日のみ営業 10:00~16:00
またまた畑へ(島オクラ・金胡麻定植)
苗を育ててた島オクラと金胡麻を定植せねばと昨日の夕方畑へ寄った。
7月3日に来たばかりなのだけど…、相変わらず草がわしわし。全面が緑色で土がほぼ見えない自然農の畑らしくなってきた。
想定外の日曜日
諸般の事情で予定が変わり、想定外な一日に…(ま、またかっ…)
淡河のあたりをあちこちさまよって、ちらっと畑へ立ち寄って…
日暮れ頃Fukuzo&monaco家へ。最近妙に夕焼けがきれいな日が多いような?
大師道~森林植物園
NHKカルチャー梅田の「はじめよう山歩き 女性クラス」で大師道へ。
雨模様かと思ったけど、時折小雨がぱらつく程度でカンカン照りよりまし?
超繁忙期の森林植物園も、さほど大混雑ではなくてよかった。
「カフェ・バール こうべっこ」
いちもくさん!FTSP No.3「たかおさん」から降りてきて、みんなでランチ。
新神戸から三宮へ向かうフラワーロード沿い、加納町交差点の少し北側。
店先に置かれた、美味しそうな桃に心をわしづかみにされちゃって。
★カフェ・バール こうべっこ
神戸市中央区加納町2-9-2 山浦77ビル 1F
078-222-1297
7:00~17:00 日曜定休
いちもくさん!FTSP No.3「たかおさん」
梅雨の晴れ間に「いちもくさん!」その3へ。その2もいい天気だったけど。
今回はまたまた女性ばかり総勢6名、またまた「たかおさん」へ。
今回は再度山のお隣の「高雄山」。ヤマモモが色づいていた。
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