『戦争と平和を見つめる絵本 わたしの「やめて」』
京都大学の教職員や学生らが結成した「自由と平和のための京大有志の会」が、7月上旬に安保法制などに反対する声明を発表。これを“こども語訳”にして絵本にしたのが本書。
『戦争と平和を見つめる絵本 わたしの「やめて」』
自由と平和のための京大有志の会 文 / 塚本 やすし 絵
朝日新聞出版 刊
2015年9月11日 初版発行
(参考)
★The Huffington Post 「戦争は、防衛を名目に始まる」京大有志の会が声明を発表したわけ
…ココ!
その「声明書」とは…
戦争は、防衛を名目に始まる。
戦争は、兵器産業に富をもたらす。
戦争は、すぐに制御が効かなくなる。
戦争は、始めるよりも終えるほうが難しい。
戦争は、兵士だけでなく、老人や子どもにも災いをもたらす。
戦争は、人々の四肢だけでなく、心の中にも深い傷を負わせる。
精神は、操作の対象物ではない。
生命は、誰かの持ち駒ではない。
海は、基地に押しつぶされてはならない。
空は、戦闘機の爆音に消されてはならない。
血を流すことを貢献と考える普通の国よりは、
知を生み出すことを誇る特殊な国に生きたい。
学問は、戦争の武器ではない。
学問は、商売の道具ではない。
学問は、権力の下僕ではない。
生きる場所と考える自由を守り、創るために、
私たちはまず、思い上がった権力にくさびを打ちこまなくてはならない。
これを「こども語訳」するとこんな感じに。
「だれかのいいわけ」で始まって、「ひとごろしのどうぐをうるおみせ」を儲けさせる。
「せんそうは はじめるのは かんたんだけど おわるのは むずかしい」
おおきなこえで「やめて」と、わたしも言います。
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