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『虚人の星』

とても久しぶりに小説なるものを読んだ。月刊文芸誌『群像』にKyojin_hoshi2014年7月から2015年8月にかけて連載されたもので、「7つの人格を持つ二重スパイと、血筋だけが取り柄の三代目首相」、多重人格の二人が主人公。
「誰も気づいていないが、戦争はすでに始まっている。」…恐ろしくも面白い作品だった。特にラストがすごい。

『虚人の星』
島田雅彦 著
2015年9月 初版発行
講談社 刊

★『虚人の星』公式サイト…ココ!
★エッセイ『総理もネトウヨもみな「虚人」である』島田雅彦…ココ!


ちょこっとだけ抜粋してみるけど、ほとんどコレ、現実じゃないか?

P286
(略)彼は憲法を遵守すると施政方針演説で誓っておきながら、確信犯として違憲行為を繰り返している。平和主義を唱えながら、戦争準備に余念がない。言論の自由を守ると約束しながら、自分に批判的な言論人の仕事を干し、平等な社会を実現すると謳いながら、富裕層を優遇し、格差を広げている。富の再配分と利益還元を呼びかけながら、福祉を削っている。災害対策を徹底し、安全な生活を最優先すると公約しながら、原発を再稼働し、津波や土砂災害の危険区域を放置している。情報公開を進めるといいながら、政府にとって不都合な事実を秘密情報に指定し、隠蔽を図る。
 総理の舌は二枚どころか、毎月生え変わっている。まさに矛盾そのものを生きている。誠実な人間なら、深刻な心の病は避けられまい。仮に完全無欠な人工知能に総理の職務を代行させても、やはり狂うだろう。


ね、現実そのものです。

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