『虚人の星』
P286
(略)彼は憲法を遵守すると施政方針演説で誓っておきながら、確信犯として違憲行為を繰り返している。平和主義を唱えながら、戦争準備に余念がない。言論の自由を守ると約束しながら、自分に批判的な言論人の仕事を干し、平等な社会を実現すると謳いながら、富裕層を優遇し、格差を広げている。富の再配分と利益還元を呼びかけながら、福祉を削っている。災害対策を徹底し、安全な生活を最優先すると公約しながら、原発を再稼働し、津波や土砂災害の危険区域を放置している。情報公開を進めるといいながら、政府にとって不都合な事実を秘密情報に指定し、隠蔽を図る。
総理の舌は二枚どころか、毎月生え変わっている。まさに矛盾そのものを生きている。誠実な人間なら、深刻な心の病は避けられまい。仮に完全無欠な人工知能に総理の職務を代行させても、やはり狂うだろう。
ね、現実そのものです。
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