『こんなに違う京都人と大阪人と神戸人』
“本の交流会@「OUTDOOR LIBRARY」東遊園地 その3”のとき、ジュンク堂大阪本店副店長・角石美香さんのお話を伺った時、「神戸重版」(※)がかかった本のお話をお聞きして、ぜひ読んでみたいと思ってジュンク堂西宮店でお取り寄せを依頼した本。
大阪生まれの放送作家である著者が、三都を比較してアレコレ考察したもので、「それはちょっと違うんちゃうん」という部分も少なくないけど、なかなか面白く読めた。
京都・大阪・神戸の、それぞれの住民の気質、センス、暮らし、味覚など、さまざまな観点から解説されている。それぞれのことばで著名な文芸作品を“翻訳”したあたりなど、かなり笑える(ちょっとおかしい気もするけど)。
『こんなに違う京都人と大阪人と神戸人』
丹波 元 著
PHP文庫 刊
2003年3月 初版1刷 発行
※神戸のお店にいらしたときに、フェアでとりあげたところ、非常にたくさん売れて、その効果で重版がかかった、というすごいエピソード。書店員として、一生に一度あるかないか、というような偉業らしい。
ところで、極にゃみ的には、ひとつだけモノ申しておきたい点がある。
P100
東京には、軽井沢なる絶好の避暑地がある。だが、関西には、それに該当するような1000メートル級の高原地帯が皆無だから、劇暑(原文ママ)からの逃げ場がない。
すみません!1000mにはちと足りないけど、六甲山があるんですけど!
悪いけど軽井沢より避暑地としての歴史は古いし、神戸はもとより、大阪の都心からでも近くて便利なんですけど!
とは言え、いろいろと辛口なタッチながら、比較的神戸はよく描いてもらってる感じがする。話のネタにお勧めです。
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