『江戸日本の転換点 水田の激増は何をもたらしたか』
「瑞穂の国」と言われる日本。国土の一面に緑豊かで美しい水田が広がる農業国であり、鎖国していた江戸期は、完全自給が確立された「持続可能」でエコロジカルな時代であった、というイメージが一般的ではないだろうか。
そうやって江戸時代から長年保たれてきた環境が、近代化に伴う開発によって破壊されていった、とも思っていた。
だが、江戸時代の水田農業が、本当に豊かな生態系を維持するための、理想的なものであったのか、ということを当時から伝わる文献をもとに検証し、まとめた一冊。
『江戸日本の転換点 水田の激増は何をもたらしたか』
武井弘一 著
NHK出版 刊
201504月 初版発行
いろいろと、これまで持っていなかった視点が面白かった。
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