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『横尾忠則 幻花幻想幻画譚』

王子公園南側「横尾忠則現代美術館」にて開催中の展覧会へ。
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開館3周年記念展として企画されたもので、約40年前(1974~75年)に新聞連載された瀬戸内晴美さんの小説『幻花』の挿絵として描かれた作品の原画371点を一堂に展観。
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画伯自ら「イラストレーションの総決算」と位置付けた作品群で、非常に見ごたえがある展覧会だった。

会期/~2016年3月27日(日)
月曜休館 ※3月21日(月・祝)は開館、3月22日(火)休館

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原画に加え、一部の作品を大きく拡大して展示。展示手法そのものも面白かった。また、画伯の筆文字のすばらしさにも感動。
新聞小説の挿絵だからモノクロで、枠のサイズが決まっているものの、ペン、ロットリング(?)、筆と、いろいろな画法で描かれていて、徐々に作風が変化するのも面白かった。
横尾作品の中では「グラフィックワークの最高傑作」とも評されている作品群だが、グラフィックデザイナーで、イラストレーターで、そして画家、である横尾さんならではの世界が展開。見飽きない面白さだった。
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装丁も実物を展示。凝った作りでとても素晴らしい。

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