奥伊吹「大門坂荘」と「久次郎」
今年の積雪期レスキュー講習会は、奥伊吹の「大門坂荘」に宿泊。
古民家を改装した1棟貸しの宿泊施設で、囲炉裏のある居心地の良いお宿。
じつは2010年にも利用したことがあるのだが、素泊まりが基本。今回はお願いして地元食材にこだわった鍋料理を出していただいた。マスターは農業もされており、地域の伝統野菜などにこだわって、いろいろな作物を自ら栽培なさっているそう。地野菜「伊吹大根」や自然薯を生かしたメニュー構成がとても素敵だった。
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大門坂荘:滋賀県米原市大久保917
夕食のメインは、地元産猪肉のぼたん鍋と自然薯のとろろごはん。
今年は秋にどんぐりが豊作だったため、猪は1頭しか獲れず、非常に稀少だが、肉は脂がのってとても美味だとか。血抜きなどの処理をきちんとすれば獣臭さはまったくしないそう。
ダシは、猪の骨で取ったスープをベースに、自家製味噌で味付けしたもの。確かに、獣臭さは全くなくて、あっさりした旨味だった。
聞いてみたら、味噌の材料の大豆も自家栽培。鍋の野菜も、ニラともやし以外は全部自家栽培、米も自家栽培と。素晴らしい。
それから、漬物がものすごく美味しかった。伊吹大根の浅漬けと、米原赤丸蕪の酢漬け。伊吹大根の古漬け(糠漬け)は歯ごたえがしっかりとしてて、昔ながらの正しい漬物の味がした。
朝ごはんは、バス道沿いにある「久次郎」で。
朝から大根三昧。伊吹大根のふろふき(自家製蕗味噌添え)、伊吹大根の自家製切干の煮つけ、伊吹大根、蕪の漬物あれこれ。自家製のしば漬けもとても美味しかった。
お味噌汁もご飯も美味しいので、朝からみんな大満足。
講習会終了後、「久次郎」で名物の伊吹そばをいただくことに。
加工・体験・直売施設でもある「久次郎」、土日祝は食事の提供をしている(時期によって営業日などは変更あり)。
この時期は、フレッシュな伊吹大根があるので、おろしそばがお勧めだとか。
伊吹は日本蕎麦発祥の地とされているのだが、「伊吹そば」を名乗っていても、実際には信州産や北海道産のそば粉を使っているところもある中、こちらでは正真正銘の地元産の蕎麦を使用しているそうだ。添えられている天ぷらも地元産野菜。
季節によって、イワナ定食、焼きアユ定食なども出されるそうな。
★久次郎
滋賀県米原市大久保1034 土、日、祭日 11:30-14:00(季節変動あり)
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