凱風館寺子屋ゼミ拡大版「山本太郎in凱風館」
昨夜(3月5日)、内田樹氏が主宰する学塾「凱風館」に参議院議員で「生活の党と山本太郎となかまたち」共同代表・山本太郎氏が来場。
関係者対象の集いではあったが、ツイッターを通じて知り合った方のご縁で聴講させていただくことができた。凱風館そのものにも興味があったので、とても貴重な機会に感謝。
極にゃみ的に“響いた”部分をバクバクっと要約。(殴り書きのメモをまとめたので、言葉のチョイスは発言の通りではありません。にゃみアタマではこう理解したにゃみ語変換、という認識で…)
内田氏:
山本氏とは初対面だが、元々「キレのいい役者」という印象を持っていた。
国会での質問は注目して見ていたが、「口舌」だけでなく「身体を張って」いると感じる。
論理矛盾は鋭く突くが、深追いしない。節度、「惻隠の情」がある。
山本氏:
高校1年生で芸能界に入ったが、俳優という仕事の奥の深さには2年目くらいで気づいた。表現をする職人であると感じていた。
ただ、メディアはすべて企業の広告費で成り立っており、スポンサーは神にも等しい。
たくさんの神々が深くかかわっているため、原発事故が起きた後も、核心に踏み込めるメディアは存在しなかった。
両論併記のなされない、“都合のいい”報道だけが行われ、被ばくのことに触れたらアウト。
「原発反対」はまだしも、「脱被ばく」を口にすると、芸能活動からは完全に干された。
事故後に政府が繰り返した「ただちに影響はない」というフレーズは、テクニカルに人々を切り捨てるもので、未来をあきらめる、というメッセージだと受け取った。
「今だけ、カネだけ、自分だけ」の国の姿勢に、最初は国外に逃げ出そうかと思っていたが、全国を回っていろいろな人の話を聞いているうちに、「この場で自分ができることをやろう」と腹をくくった。
2013年夏の参院選で初当選したが、数がものをいう世界。院内格差が大きく、無所属ではほとんど発言機会もなかった。事実上干されている状態から、小沢氏と合流することに。
政党に入ったことで、1つしか所属できなかった委員会も4つ入ることができ、共同代表という立場で発言機会も増えた。
小沢氏は政界の大ベテランだが、非常に頭が柔らかく、目的のために冷静にものごとを判断できる人。党名を検討したときも、ありえないような案を出しても、目的にかなうかどうか、を考える人。
(知るためにはどうすればいいのか、という質問に対して)
情報は勝手に入ってくるものではなく、自分で取りに行くしかない。
政治家が何を言っていたか、をしっかりと確認すること。
政治家も政党も信用してはいけない。山本太郎も信用してはいけない。
(山本氏からの質問)
「ずっと勉強というものからから逃げてきたが、逃げたものからは追いかけられることになっているようだ。どうやって勉強すればいいのかを教えてほしい」
内田氏:
人の興味はまだらで、誰しも勉強の仕方にはムラがある。
集中的にしたくなる時期もあれば、全くしない時期もあるもの。
自分自身も、高校生のときに急に意味が感じられなくなって全く勉強をしなくなり、高校も中退した。
効率的な勉強方法というものはないが、ある程度年齢を重ねた人なら、必要なものとそうでないものが判断できる点で、効率的かもしれない。
勉強は、いつ始めてもいい。
以上、かなり雑駁な、しかもお話のごく一部の勝手に理解、というまとめだが、内田氏が翌朝のツイッターで
「山本さんの謦咳に触れて僕はとても「暖かい気持ち」になりました。現況に対する怒りや絶望よりも「それでも自分にできることをする」という覚悟の方が強いことに感動しました。」
と書かれていたのを読んで、まさにその通り、と感じた。
会場の写真★光嶋 裕介氏のツイート…ココ!
★「参議院議員 山本太郎」オフィシャルホームページ…ココ!
買わなきゃ、と思ってた本を著者から直接購入できた。楽しみ。
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