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『反知性主義とファシズム』

「反知性主義」という言葉が散見されるようになったのは、安倍政権のHantisei暴走と相関があると感じている人は少なくないようだ。この言葉をタイトルに冠した本がいろいろ出ている中で、とりあえず目について手にしてみたのがコチラ。
「国策捜査で冤罪をでっち上げられて拘留されるも、その逆境を撥ね返して、華々しく論壇デビュー」(斉藤氏による紹介文)した佐藤氏の最初の著作は『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』。
一方、“副業文筆家”で本業は精神科医の斉藤氏は、サブカルに精通したオタク体質の方。お二人はほぼ同世代で、なんと極にゃみ的にもほぼ同じ世代なのだが…。
斉藤氏は、この国で反知性的な傾向のある層を「ヤンキー」と呼び、佐藤氏は日本はファシズムよりも恐ろしい状態になってきていると指摘。じつは、よくわからない部分が大半ではあったが(オタクな部分とか…)、きっとある意味で時代の空気を描いたものなのだろうとかなんとかかんとか思いつつナナメに読んだ。

『反知性主義とファシズム』
佐藤優×斎藤環 著
株式会社金曜日 刊
2015年5月 初版1刷発行

お二人による4回の対談を1章ごとにまとめたもので、
濱野智史・著『前田敦子はキリストを超えた~<宗教>としてのAKB48』、
村上春樹・著『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』、
ジブリ映画『風立ちぬ』、
片山杜秀・著『未完のファシズム』、と、4冊の本がテーマとして取り上げられている。

が、極にゃみ的にはどの作品も読んでない(観てない)し、たぶん今後も読みそうにもない。にゃみアタマで斜めに読んだレベルでは、このお二人の知性には太刀打ちできず。

ただ、「ファシズム」という言葉にはいま注目すべきだとも感じている。
ファシズムと言う言葉から連想されるのはヒトラーのナチス、だったりするけれど、「独裁的政治手法」はいまこの国を侵食しようとしているではないか。
本書の中で、斉藤氏が、ジブリアニメについて「生命主義的ファシズム」と親和性が高いという指摘をしているが、ファシズム的なものは、いまこの国で、案外あちこちにひっそりと染みついていたりするような…。
根拠はないが、野良犬の勘が、「注意して見ていかなければ」と告げている。

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