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『安倍官邸とテレビ』

極にゃみ的にはTVを見ないので、どんな番組をやってるのかAbekantei_tvとか、タレントさんにどんな人がいるのかとか、全く知識がない。それでも、この春に国谷裕子さん、古館伊知郎さん(字面でしか見てないから読み方わかんない)といった名物キャスターの方たちが軒並み降板され、その理由に関する憶測はTwitterで流れていたので目にはしている。
本書では、安倍政権のメディアへの介入について、これまでの経緯を調べ上げ、徹底的に検証している。
NHKの人事に「介入」、選挙時には報道に関する「お願い」。気に入らない番組をオンエアすると呼びつけて「事情聴取」。各局経営幹部と頻繁に会食を重ね、首相が出演する番組は露骨に選別。議員も大臣もスポンサーへの圧力や電波停止を口にして恫喝…近代民主主義国家が聞いてあきれる。

法的に問題のあることは巧みに避けてはいるのだろうが、「忖度」によって、メディアが報道機関として機能しなくなっているこの国のこの状況をどうすればいいのか。
「TVなんて見んといたらええやん」と思うが、大多数の善良なる人々は毎日一生懸命見ては洗脳されているようだから、どうしたもんだか。

『安倍官邸とテレビ』
砂川 浩慶 著
集英社 刊
2016年4月20日 初版発行

あとがきから引用

P205
 時代が変わるときというのは、あっという間なんだ、と最近とみに思う。
 第二次安倍政権発足以降、テレビに対するむき出しの圧力は前代未聞だ。この圧力は、エスカレートすることはあっても和らぐことはないだろう。メディアが頑張らねば、国民の持つ表現の自由は行使されなくなる。まずメディアを抑え、続いて個人を抑えることで表現行為を規制していく独裁者の手法は歴史が教えるところだ。
 振り返って「テレビがダメになったのはこの時代からだよね」などと言わせないように、この本を書いた。安倍政権の手法、メディア介入の動き、テレビ自身が抱える問題点について、事実に即して記述した。二分された対立の構図だけでは、民主主義は進まない。お互い時間をかけ、理解し合いながら進むもので、一方的なレッテル貼りや都合のよい言葉の羅列から、よりよい未来は生まれない。

★コチラも時間があれば読んでみたい『安倍政治と言論統制 (テレビ現場からの告発!)

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