ホタル探索@摩耶山
昨夜のこと。水道筋カレー大通りから再びビューラインで摩耶山上へ…
夜景を見ようと訪れる人たちでビューラインは登りも下りも大混雑。
掬星台にて、下界での野暮用後に最終便で登ってくる野宿部長と合流。
夜景見物の人々でにぎわう掬星台を後に、21時半頃より行動開始。
森のホタル、ヒメボタルが摩耶山にもいるのではないかと探索。
紅葉谷周辺、記念碑台周辺では確認されているので、摩耶山にもいるはず。
…というわけで、三角点付近、旧天上寺奥之院跡、史跡公園、庫裏跡までパトロールしてみたが、発見できず。
ひとまわりして掬星台に戻ったら22時半。掬星台はまだまだ喧騒の中。
“念のため”摩耶自然観察園もチェックしておこうと、アジサイ池へ下ってみたら…
ホタルが光ってる!しかもたくさん。乱舞と言っていいかもしれない。
けど、これまで見たことのあるゲンジボタルとも違うし、お目当てのヒメボタルとも違う光り方。
観察してみたら、どうやらヘイケボタル。頭の赤い部分で識別できるようだ。
真っ暗な池の水面に、かそけき光がふわりふわりと舞って、幻想的で美しい光景。すぐ上の車道を、かしましく通り過ぎる人たちの気配を濃厚に感じつつ、大自然の神秘を垣間見るような不思議な別世界感。しばし時を忘れて眺めた。
ヒメボタルは結局見つからなかったのだけど…もう時期が遅いのかなぁ。
ヒメボタルを見ようと行ったのに濃霧と嵐で未遂に終わった2013年の観察ツアーは7月6日だった。
紅葉谷でまさに“乱舞”するのを見たのは、いったいいつだったのか。
元森林整備事務所長の高橋敬三さんがまだお元気だった頃にご一緒いただいたので、もうずいぶん古い話で、日にちまでは覚えていない。
ちなみに二つ池での観察会は例年7月上旬頃。
今年は植物も時期が早く推移してることを考えれば、もう終わってる可能性も。
ちなみに、六甲山のヒメボタルは夜型らしく、最も活発に光るのは深夜1時~2時頃とされている。が、紅葉谷で見たときは10時前だったが、けっこうな数を見られたので、日付が変わるころまで全く活動しないわけではないと思う。
調査に同行いただいた野宿部長、お疲れさまでした。
【参考サイト】
六甲山のヒメボタルを調査されている八木剛先生の講演
★第8回六甲山大学「ミントサロン」第2回MIDORI塾…ココ!
★「兵庫県におけるヒメボタルの分布」…ココ(PDF)
(人と自然 Humans and Nature, No.18, 163-172, December 2007/八木剛)
六甲山のヒメボタルに関する講演内容のまとめ
★六甲山魅力再発見市民セミナー
「第84回 六甲にもいる ヒメボタル」…ココ!
※ホタルとは関係ないけど、先日六甲山でスミスネズミが発見されました。
★神戸原産の希少種「スミスネズミ」 六甲山で確認…ココ!
六甲山専門学校の前田ハカセが情報を仕入れてきて、神戸新聞の鈴木記者に伝えたのが取り上げられたきっかけだそう。
★ひとはく・鈴木先生にスミスネズミを見せてもらったときの日記…ココ!
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