『東京ブラックアウト』
3年前の秋に読んだ『原発ホワイトアウト』に続いて書かれた話題作。311後の実際の新聞記事の抜粋と、作品世界がパラレルに展開していく、ちょっとユニークな方法で構成されている。新聞記事は当然ながら実在の人物の名前などが出てくるが、小説の部分は絶妙のネーミングになっている。その登場人物たちの、話すこと・やることが、なんとも言えず“リアリティ”があって怖い。“悪夢の近未来小説”とも称される、とてつもなく恐ろしい内容。けれど、このまな行くと、“起きてもおかしくない未来”だ。
“政・官・財が密接に結びつく原子力ムラの実態を暴露した衝撃作”という紹介コピーもあるように、作者は現役の高級官僚。小説というスタイルを取ってはいるけれど、きっと、“限りなくそんな感じ”なんだろうな、と…
一読をお勧めする。
『東京ブラックアウト』
若杉 冽 著
講談社 刊
2014年12月 初版発行
「95%ノンフィクション」とあるが、内容はこんな感じ。
長月のお茶
ホントは先週の予定だったのが台風のせいで順延したお茶のお稽古へ。
残暑がぶりかえして蒸し暑かったけど、お菓子は秋らしく栗。焼き栗そっくりの栗きんとんと、栗の落雁。
葉月がお休みなので、文月以来。やっぱりいろいろ忘れてた。
9月23日の畑
今日は、秋分に一番近い戊の日で、暦の上では「社日」という雑節。
春にも「社日」はあるのだが、いずれも農作業をお休みする日とされ、土に触ってはいけない日とされてきたそう。が、9月15日以来だし、今日を逃すとまたしばらく来れないので、ちょっと畑に寄ってみた。
お彼岸Week!ヒガンバナが絶賛開花中。稲刈りはまだのところが多いけど、一部刈ってる田も。でも田んぼは沼のように水たまりだった。
bean to bar chocolate専門店"ICHIJI"の絶品スコーン
先日、プレオープンのレセプションに参加させていただいた"ICHIJI"。
チョコレート専門店なのだけど、じつはこんなメニューも。
イギリス産の小麦粉と、本物のジャージーバターを使用した贅沢なスコーン、そしてお供にホットチョコレート。
★bean to bar chocolate専門店"ICHIJI"
芦屋市業平町1番20号
0797-69-6388
10:00-22:00(暫定)
『愛と青春のすみれキッチン』
タカラジェンヌしか入れない“秘密の食堂”。歌劇場の奥にあるという、伝説的なその食堂のメニューを、聞き書きで起こしたという異色のレシピ集。おめめキラキラ、巻髪もりもりクルクルのお姫様が、目玉焼きとマヨネーズが乗った「目玉焼き丼マヨ添え」と春巻きみたいなものを手にしているベリーチープでウルトラキャッチ―な表紙にぐっときた。中のイラストもなかなかカワユイのん。
『愛と青春のすみれキッチン』
宝塚歌劇を愛する会 著
祥伝社 刊
2013年4月 初版発行
主菜副菜25種、朝ごはん7種、甘いもの6種の3章と、OGのコメント、推測による“すみれキッチン”の見取り図、で構成されている。
紹介されているメニューがなんとも、和み系というか、家庭的というか。
15~18歳で親元を離れて音楽学校に入学するジェンヌたちに絶大な人気があるというのは、カフェやレストランでは味わうことができない、家庭の味、を感じるからなんだろうな、と思う。
『岳人』No.832/2016年10月号
山岳雑誌『岳人』2016年10月号が昨日発行された。第一特集は「黒部」。黒部峡谷 下ノ廊下、 黒部峡谷 下ノ廊下、黒部源流・折立-薬師沢~雲ノ平~鷲羽岳~新穂高温泉、薬師岳~三俣蓮華岳、薬師見平…などのガイド記事や、黒部の登攀史など。
薬師見平には行ったことがないので、ココが一番興味をひかれた。けっこうハードルの高いところにあるのだが。
極にゃみ的には、シリーズ「とっておきの山歩き」のコーナーで秋草の花が見頃を迎えつつある東おたふく山を紹介してます。興味のある方はぜひ。
ところで…
六甲ミーツ・アート芸術散歩2016、明日開幕
「六甲ミーツ・アート芸術散歩2016」がいよいよ開幕。
プレスプレビューに参加。2015は初日のアサイチから突撃したのだけど。
六甲ケーブルでは、三沢厚彦さんの作品が。下駅の階段脇ゲートにくま。
(9月7日に来たときにはまだ枠だけだった。)
ケーブル車内にもくま。1両は一番前、もう1両は一番後ろに乗ってて、すれ違いのときに出会う形。
紅葉の熊野古道入門ツアー
コープのカルチャー&阪急交通社の熊野古道ハイライト日帰りツアー。
阪神間からはなかなか行きにくいエリアにある熊野。でも、ホントに素敵な地なんです。で、コープさんといろいろご縁をいただいた中で、日帰りの気軽なプランで一度熊野を体験してもらえたらという企画を実現しました。
★熊野古道 中辺路ハイライト日帰り…ココ!
日程/11月18日(金) 11月27日(日) 2回催行
※力不足で申し訳ありません。18日の回は、18名のお申し込みがあったのですが、残念ながら最少催行人員に達せず、催行中止となりました。
27日の回は残席わずかです(10月20日現在)。
※27日の回、キャンセル待ちとなっております(10月24日現在)。
三ノ宮7:30-住吉8:00-滝尻・発心門・三軒茶屋跡…熊野本宮大社・大斎原-湯峰温泉-住吉20:30-三ノ宮21:00頃(予定)
極にゃみ的には、がっつり歩く旅が好きだけど(熊野古道は歩き旅の道だし)、でもとりあえず入門編として、中辺路のハイライトを巡って、熊野本宮大社にお参り。個人ではなかなか実現しにくい“ラクラク美味しいとこどり”な企画です。
熊野古道に興味はあるけど行けてない、という方はぜひ、この機会に、熊野の神様に呼ばれてください。
秋からの講座アレコレ
涼しくなって、山へ行きたくなる季節。10月からの山歩き講座のご案内を。
山歩きを始めてみたい、初級レベルの方対象の楽なコースばかり。
これから始めてみたい方には、神戸教室18日の一日講座がお勧め。
★NHKカルチャー京橋教室
新講座「日曜山歩き 女性クラス~はじめてチャレンジ!~」
3回限定・残席あり(たぶんたっぷり!)
★NHKカルチャー西宮ガーデンズ教室
「お気軽ショートハイキング」第1火曜日、全5回 あと3くらい
★NHKカルチャー神戸教室
「はじめよう山歩き 女性クラス・木曜」 キャンセル待ち
「六甲山ショートハイキング」 キャンセル待ち
「はじめよう山歩き 女性クラス・日曜」 キャンセル待ち
1日講座「山のぼり 始める第一歩」 9月18日 残席わずか
★NHKカルチャー梅田教室
「はじめよう山歩き 女性クラス」 キャンセル待ち
※このクラスも誰も“卒業”しなかったので、今期からキャンセル待ち登録されてる方はそのまま持ち越しになってると思われ。すみません。
9月11日の畑
9月8日に来たばかりだが、日曜クラスで神鉄沿線だったのでついでに。
けど、明るいうちに寄ったら死ぬほど暑かった。
キクイモはますます巨大化してて、はるか高いところでつぼみをつけてるっぽいけど、高すぎてよく見えない。
ガイドツアー@東遊園地に参加♪
URBAN PICNICのイベント、東遊園地の「Guide Tour」に参加してみた。
よく晴れて真夏みたいな日差しの土曜の昼下がり@市役所1号館24階
眼下には芝生が生き生きと活着してきた東遊園地。
六甲山専門学校10月度のご案内
来月の授業「戦前戦後の六甲山上の生活」、募集始まってます。
六甲山小学校第一期生の村上定広さんにお話しいただきます。
10月14日(金) 19:00~
神戸学生青年センター
(阪急六甲駅から徒歩3分)
授業料:1000円
参加ご希望の方は、
白馬堂ROKKOまでメールにて。
★詳細は…ココ!
六甲山専門学校9月度
今月の「六甲山専門学校」は、シムマラソンについて。
日本初のマラソンが行われたのはどこなのか。シムさんとは。
たまたま広いホールが空いていて、ゆったりとした会場セットでありがたかった。
『政府はもう嘘をつけない』
堤さんの新刊を読了。前作『政府は必ず嘘をつく』に続く衝撃作。本作もとても重要な内容で、一人でも多くの方に読んでほしい一冊だ。
“今だけ、金だけ、自分だけ”。
金融とグローバル企業による支配が進行するアメリカと、その後追いをしているかのような日本。
「ファシズムはある日突然 空から振ってくる訳ではない」。
徐々に、多くの国民が気づかないうちに、いろんな変化が起きてはいないか?そんな気づきへの橋渡しをしてくれる。
『政府はもう嘘をつけない』
堤未果 著
角川新書 刊
2016年7月 初版発行
★『堤未果「政府はもう嘘をつけない」 ラジオ版 学問ノススメ』(youtube)…ココ!
例によって一部抜粋を交えつつ内容紹介。
東遊園地deガイドツアー
URBAN PICNICのイベントのひとつに、東遊園地の「Guide Tour」がある。
11月6日までの毎週土曜日、15:30~16:00。予約は不要で、参加費無料。「OUTDOOR LIBRARY」の会場へ。極にゃみ的にも、参加したいのだけどなかなか土曜日の都合がつかない。この公園の一角にあるのが「アレキサンダー・キャメロン・シム顕彰碑」。
イギリス出身の薬剤師・実業家で、神戸の外国人居留地に住み、
18番地にACシム商会を設立。「ラムネ」を発売してヒットしたり、神戸レガッタアンドアスレチッククラブ(KRAC)の設立に貢献したスポーツマンでもある。このシムさんにちなんだ「第4回シム記念・摩耶登山マラソン」が今年も開催されることになっていて、現在エントリー受付中。
そして、その大会の発案者である、前田康男氏による、「日本初の山岳レース」についてのお話が聞けるのが、六甲山専門学校9月度の授業。
東おたふく山~住吉道
一昨日の神戸新聞朝刊に、スズタケの花が咲いたとの記事が。
どうせなら東おたふく山の秋草とセットで見ようと、東おたふく山登山口から入山(単に下から登るのが暑くてしんどかったという説もあるが)。マルバハギがちょうど見頃。
★神戸新聞NEXT(2016/8/30配信)
『120年に一度の神秘 六甲山で「スズタケ」開花』…ココ!
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