東おたふく山~住吉道
一昨日の神戸新聞朝刊に、スズタケの花が咲いたとの記事が。
どうせなら東おたふく山の秋草とセットで見ようと、東おたふく山登山口から入山(単に下から登るのが暑くてしんどかったという説もあるが)。マルバハギがちょうど見頃。
★神戸新聞NEXT(2016/8/30配信)
『120年に一度の神秘 六甲山で「スズタケ」開花』…ココ!
山頂付近では、ススキが穂を出そうと脱皮中。もだえながら出てくる感じ。
よっこらしょ。中秋の名月(15日・満月は17日)までには咲かないと…
ササを刈り払ったコドラート付近では、ツリガネニンジンが開花。
オミナエシも群落を作ってた。吾亦紅、センブリは全く見なかった。
ひと月くらい前から咲いてるミズヒキソウはまだまだ頑張ってる。
クサアジサイもちらほらと。
で、コレがスズタケの花。もう開花しおわって種になりつつあるような。
コレはまだ現役の花みたい。それにしても地味。花盛りだともうすこしめしべおしべが見えるのかな。120年に一度しか見られないらしいので、とりあえず見られてよかった。
住吉道を下ってたら、道沿いに案内板が出ていて、20m奥に、古い道標が発見されたと書いてあったので見に行ってみた。1938(昭和13)年7月の「阪神大水害」で、100m上を通っていた当時の住吉道から崩れ落ちたと書いてある。よく見えないが、表面には「右・有馬道」と彫られている。
阪神大水害は、7月3~5日にかけて台風に刺激された梅雨前線が神戸付近に集中豪雨を降らせ、三日間の総雨量は461.8mm。六甲山のあちこちで土石流が起き、山麓の街は泥濘に沈んだ。死者700余名、流失・倒壊家屋は約6000戸に及ぶ大水害。
住吉道の「水災紀念の碑」。翌昭和14年に建立されたもので、台座には災害時の最高水位が示してあるが、現在の住吉川の河床からは6mもの高さに位置する。
★写真から見る神戸の水害/昭和13年阪神大水害…ココ!
この三日間での、1時間当たりの最高雨量は60.8mm。近年のゲリラ豪雨では、時間雨量が100mmを超えることもしばしばある。1700基もの砂防堰堤が築かれ、水害が激減した六甲山だが、建設時に想定していない量の集中豪雨が来ると…
やはり、森を保全するなどの活動を続けていかなければ…
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