怪しい電話が…
電話がかかってきて、取ってみたら
「コウホウドウのアオヤギと申します」と言う。
コンサルのようなことをされている、とある知人の名前を出して、「D〇さんから番号をお聞きしたのですが」と仰るので、何か仕事関係のご紹介?かも?と、ちょっと営業ボイスになりつつ対応した。
そのコウホウドウのアオヤギ氏が言うには、
「国会図書館でご著書の『六甲山を歩こう!』を拝見しまして」。
国会図書館??
あの本、収蔵してもらってんのか? へぇぇl…?初めて知った。
「はぁ、それはありがとうございます」←
「コースガイドだけではなくて、自然や文化のことも紹介されていて、たいへん興味深く…
個人的には私、先日富士山に登って、ご来光に感動したんですが、云々…」
何が言いたいのかよくわからない、要領の悪い話しぶりで、けど知人の紹介だし、辛抱強く聞いていたら、
「産経新聞の東日本版に、全国のガイド本を全面カラーで紹介するページでぜひともご著書を採り上げさせていただきたいのです」とのたまう。
「はぁ。それはありがとうございます」
“記事”の話かと思って聞いてたら、
「8.5cm×9cmのスペースで、44人にお声かけてるんですが、プロのコピーライターが紹介文を書かせていただきます。つきましては、出稿料もかかることですので、費用のご負担をいただきたく」
「はぁ…?」
「22日の掲載で、掲載紙は送らせていただきます。お支払いは後日でけっこうです」
「はぁ… (で?ナニ?)」
「24万円なんですが」
「すみません、そんなお金はありません!」
「この機会を逃されますと、もう次はないかと」
…あってもなくてもそんな金額払えませんて。
いったいなんやねん、と思ってちょっとググってみたら、
「褒め上げ商法」って呼ばれているものらしい。
「全国の44名に選ばれました」「24万円をお支払い下さい」「ぼったくり広告に注意・広報堂なる会社」 … まったくその通り。
実在する会社だし、広告を打っているのは事実のようなので、けっして詐欺とかではないようだけど、とあるサイトには「産経新聞の全面広告は、おそらく200万~250万円程度。44人の著作をひとり24万円で出すとしたら、遥かに相場より高い」とあった。スペースからして44人に声かけても掲載は半分?
ふーん、んじゃ、ぼったくりって表現はそう的外れでもないのか。
カモられるのは“自費出版”の方とか、アマチュアの美術家や音楽家が多いとも聞いた。あああそーですか、シロートくさくて相済みませんね。
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