天川へ。山旅一日目「天女の舞」
連休関係なくとっつかまってる案件があるのだが、ちょっとスキを見て…
春爛漫の天川村へ。わずか1泊の、短い山旅。
ちょい前から一度行ってみたい場所があって。わざわざ行くにはちと中途半端。日帰りするのはもったいない。いろいろ考慮の上、このタイミングで(別件もセットアップして)。
まずは天河大辯財天社さんにお参り。“うちのたま”が小さい頃に来て以来なので、何年ぶりだろうか。そのすぐ裏手からの地味な登山道をチョイス。せっかくなので登ったことのないルートからと思って…
なんだかわからん謎工事のおかげで登山口が発見できず…もしかしてココに、神様を祀る感じ?
しゃーないので地形図の道表記を信じて、適当に取りついてみたら…地形図通りに道はあったのだが、その道が…
こんなことになってて消失しとるがな。この治山工事の真ん中を横切ってたはず。やむなく、上側を巻いて、ルート復帰。ところが…
その先もあちこちが崩壊していた。まぁ通れないわけではないので、なんとか突破して、その先の林道らしき道を進んで行ったら…唐突に行き止まりに。
地形図を確認すると、もっと尾根に近いところに登山道があるはず。どこかで林道からの分岐を見落としたらしい(まぁ見落としたもくそも、こんな崩壊だらけではさっぱりわからんのだが)。
一応、地形図に書かれている通りの道に再度復帰し、トラバースを経てコルへ上がり、尾根通しになるのであとは楽勝、と思いきや。
このパートが最悪だった。完全に道が崩壊していて、しかも土がかたまってなくてぐさぐさ。さびさびのワイヤーが張ってあったけど、3ミリくらいの細いものだし、落ちて体重がかかったら手の皮切れそうだし…と、超ビビりながら渡ったけど、もし落ちてたら、“手の皮切れる”どころのさわぎじゃなかった。ワイヤーを固定している木は完全に枯れて、根っこも浮いてた(一応バックアップが取ってあって、この枯れた切り株をもう一つ上の木から別のワイヤーが支えてはいたが)。
そんな状態であることに、途中で気づいたのだけど、その時点では戻るよりは進んだ方がましだったので、なるべくテンションしないように(衝撃荷重をかけないように)細心の注意で渡り切ったのだけど… 振り返って見て、改めてぞっとした。
(日ごろから残置を信用するなと口を酸っぱくして言ってるのは誰やっけ?)
タムシバが満開で、ヤマザクラも見ごろで、
とてもすてきな尾根だったのだけどね…
出口でこれを見たという… 謎の工事現場のどこかに、つか、もともと登山口だったところに、こういう看板があったんやろな。。。発見できなかったけど。
ともあれ、無事に目的地に到着。来てみたかったのはココ。「天女の舞」と呼ばれている。山上の別天地とでも言おうか、非常に美しい場所。
はるか西に見えているのは、金剛・葛城の山々か。
大峰の峰々を見渡すナイスロケーション。ブナの新緑には半月ほど早かったかもしれない。秋もきれいだろうし、雪のあるときにもまた訪れたい。
いまだに大きな爪痕を残す、2011年の台風12号。
★紀伊半島大水害の記録(奈良県)…ココ!(PDF)
同年11月に取材で熊野古道中辺路を訪れ、現状レポートもこのサイトで書いたけど… 熊野川流域、ホントにずたずたになってた。よく考えるとココも熊野川の上流か…
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コメント
うあっ~~
天川だ~
何年か前の大雨の影響かな?
天女の舞
素敵です~~
天川大好きです
私たちは、有馬三山プラス1山
縦走してきました
アドベンチャラスで
途中は崩壊してて道迷いしそうでしたが
楽しかったですよ
有馬の街はあり得ん人出で
びっくりでした
投稿: あんじぇり | 2017年5月 3日 (水) 20:44
あんじぇりさま
2011年の紀伊半島大水害の影響かと……
熊野古道でもずいぶん体験しましたが、
坪内の被害もひどかったです。
有馬三山+1?
崩壊してるの、どこやろ…
まさか灰形山の手前から下ってないですよね???
落葉山も荒れてるし、六甲山もあちこちたいへんではあります。
投稿: にゃみ。 | 2017年5月 3日 (水) 21:44
湯槽谷山から極楽茶屋跡へ向かい、炭屋道へぬける道です。
縁石を巻きながら川を下っていく道です
投稿: | 2017年5月 3日 (水) 22:01
落葉山、灰形山、湯槽谷山、高尾山は道間違いで到達
戻って、極楽茶屋跡へ向かう道へ出ました
何組かの登山者ありでした
投稿: | 2017年5月 3日 (水) 22:04
なんだか、すごくマニアックな道をたどってます???
投稿: にゃみ。 | 2017年5月 3日 (水) 22:13