『ボローニャ国際絵本原画展2017』開幕
秋の恒例、『イタリア・ボローニャ国際絵本原画展』が今年も開幕。
2016年に引き続き、プレス説明会に参加させていただいた。
個人的にも、もう30年以上通い詰めてる一番お気に入りの展覧会なのだ。
今年は、25か国75組の作家が入賞。うち日本人は6名。サイズが小さめの作品が多いので、ボリュームが少なく見えるかもしれないが、作品数は例年とほぼ同じ。
コラージュの作品が多いような印象があるが、技法は多様で、面白い。
特別展示1は、メキシコのイラストレーター、フアン・パロミノ「はじまりの前に」の原画17点を一堂に。神の世界創造を壮大に描いたもので、すごくいい作品だった。
特別展示2は、「見て めくって 感じる 日本の絵本」と題し、文字が読めなくても楽しめる日本の絵本50冊の実物を展示。その場で閲覧もできる。世界を巡回している展覧会で、海外でも評判だそう。
時間の都合でさくっと流して観ただけなので、改めて時間を作ってじっくりと観覧したい。カフェもオープンしていて、お茶タイムも楽しめる。美術館にカフェはつきものだと思うのだけど、「公益財団法人」であるため、利益を出してはいけない決まりがあるそうで、カフェの運営はいろいろ難しいらしい。なんだか不思議な法律… 美術館にカフェは必要だと思う。
今年は、初日から熱気がすごい気がする。夏休み中ということで、小中学生が宿題?で訪れているということもあるようだが、幅広い年齢層の方々がたくさん来られていた。
とても楽しく、見ごたえのある展覧会なので、ぜひ。
★西宮市大谷記念美術館
西宮市中浜町4-38 0798-33-0164
水曜休館(祝日の場合は開館し、翌日休館)
会期:2017年8月19日(土)〜9月24日(日)
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