森林林業フォーラム2017「減災研究から見えてくる 森づくり」
アサイチで一件片づけてから、新神戸へダッシュ。
神戸芸術センターで開催されたフォーラムに出席。
★森林林業フォーラム2017「減災研究から見えてくる 森づくり」…ココ!(PDF)
一番聞きたかった、服部保先生の基調講演「六甲山系の植生遷移と樹林化に伴う防災上の課題」には間に合わず。今日初めて紹介される、これまでとは違う知見、をご披露されると聞いていたので、それをぜひ拝聴したかったのだが。誰か講演要旨を…
「話題3」、神戸市防災課・松岡達郎氏のお話からお聞きした。
市街地と山が近接している特殊な環境の六甲山麓での防災への取り組みを紹介。六甲系グリーンベルト整備事業の概略と、北野道付近における管理の実例を挙げて解説。松岡氏は、11月度の「六甲山専門学校」にもお招きしています。
午後の部の基調講演は、名古屋大学環境学研究科の平野恭弘氏。樹木の「根」に着目し、減災という観点から、その機能について解説いただいた。
森林林業技術センターの若手研究員さんから、「六甲山系におけるナラ枯れと根系による土壌緊縛力の低下」「表層崩壊防止機能の評価と森づくり」の二題。
最後に、フィールドに出て、現場の視察、樹木根引き抜き試験の実演を見学。
土石流水路模型実験も面白かった。近所の小学生が思いっきり混じってて、それもまた面白くて。樹林があると、流木を含む土石流がずいぶん減衰することがよくわかった。森林整備は喫緊の課題。
大都市の背後にある六甲山はとくにその重要性がもっと認識されねばならないと感じた。
| 固定リンク
コメント