『大きな木の根っこ (根っこのえほん)』
樹と言えば。ミナトに来た樹の根っこが心配。
高さ30mの樹は、それなりに根を張ってたはず。それが、あんなに小さなところに押し込められて。しかも、元は富山の山中に生えていたものを、まったく気候も環境も異なる神戸の海辺に連れてこられて、大丈夫なのかな。
それはさておき、先日参加した「森林林業フォーラム2017」で、午後の基調講演をされた平野氏が書かれた絵本をご紹介。
樹木の根っこについて、絵本で解説した一冊。なかなか凝った作りで、ふつうは見えない樹木の根っこのことがよくわかって面白い。
『大きな木の根っこ (根っこのえほん)』
平野 恭弘 著
中野 明正 編
根研究学会 協力
小泉 光久 文
鶴田 陽子 絵
大月書店 刊
2017年2月 初版発行
※『根っこのえほん』シリーズ全5巻のうちの第5巻
たとえばアカマツ。人の背丈と比較できるようになっていて、下半分をめくると…
地中のようすがどうなているか、根っこの特徴はどんなものかがイラストで解説されている。
よく、スギは根が浅いから倒れやすい、とか聞くけど、コレを見る限りでは、コナラと比べて遜色はないように思えるが。むしろヒノキがヤバそう。
さて、くだんのアスナロの根はどんななんだろう?針葉樹だから、スギやヒノキに近いかな?
「植樹」と表現してるけど、小さな植木鉢みたいなところに植えられて、あのアスナロは今後も生きられる状態なのかな?イベント後は、どうするの?150年を生き延びてきた「命」なんだけど。
★思わず、怒りのtweetをしてしまった記事…ココ!
※後日記:このサイトに、当初書かれていた、「ヒノキより格下のアスナロ」「落ちこぼれの樹を、世界一のクリスマスツリーにして輝かせる」という文言が、おそらく多くの非難を受けてなのか、削除されています。(2017年11月20日現在)
氷見の山中で掘り出すときに、台風で風が強く、幹に亀裂が入ったという情報もある。まさか会期中に倒れたりはしないと思うけど(伐り出した人たちはわかってるので、それなりの対策をしているだろうし)、あとわずかで断たれる命とはいえ、無事でいてほしい。
※亀裂情報のソース(たぶんTVの画面のキャプチャ)…ココ!
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