六甲山シンポジウムvol.3『航空隊と考える山岳救助』
「Mountain Culture Club Rokko」主催のシンポジウム第3弾が開催された。
兵庫県消防防災航空隊・神戸市消防局航空隊機動隊の高見さん、釜江さんをお迎えし、日頃の活動と山岳救助についてお話いただいた。
※第1回目は、3月29日。
★六甲山シンポジウム第1回「僕達の山、六甲山について語ろう」…ココ!
第2回目は7月7日(所用で参加できず)ゲストは環境省 自然保護官小舟さん。
今回の内容の極にゃみ的要約を。
【登山者に注意してほしい点】
・道迷いが圧倒的に多い。
地図とコンパスを携行すること、おかしいと思ったら立ち止まって現在地を確認すること。
・山中からの救助要請の際は、つうほうプレートの番号、緯度経度、ルート名などを伝えるとよりわかりやすい。
・傷病者の状態を伝える。
・ヘリから視認してもらうために、ライトの点滅、鏡の反射などが有効。
・ダウンウォッシュ(ローターから吹き降ろす風)に注意。むやみに近づかないこと。
風速20~30m程度の風が吹くので、敷物や帽子などを飛ばされないように。
吹き上げたものがローターに当たると墜落原因にもなる。
【その他(覚書)】
・全国に、航空隊があるのは45県、ヘリコプターは合計75機。
未導入県のうち、佐賀県は2020年に導入予定なので、持たない県は沖縄だけになる。
・兵庫県では、県所有が1機、神戸市所有が1機、県と市で共同購入したものが1機の合計3機を運用している。
・3機以上所有しているのは全国でも7県のみ、近畿では兵庫県のみ。
・ヘリは、飛行速度は最大250㎞/hで、飛行機と比べると速度は遅いが、垂直に動ける、後退もできるなど、細かい動きに対応できる。
・最大11名乗れる仕様だが、搭載する燃料の量にもよる。
・気温や湿度によるが、1回の出動で1時間15分程度飛行できる。
・出動事案によって搭載する資機材は異なる。
・年間400件程度の出動があるが、今年はすでに460件を超えている。
・救急・救助以外に火災出動もあり、上空から熱画像カメラで撮影すると、火が燃え広がる方向が一目瞭然で、消火活動に役立つ。
・ヘリポートはポートアイランドにあり、六甲山なら離陸から10分以内に行ける。
・常時2機がスタンバイしているので、同時に要請があっても対応可。1機はメンテナンス。
・搭乗するのは、メインパイロット、サブのコパイ、整備士、救急隊員3名の6名。
・現地では、救急隊員2名を下して、その2名で応急処置やピックアップ地点までの搬送などを行う。
・地上隊は30名編成で、同時に出動するが、山中の場合は現着までに時間がかかるため、航空隊の2名で対応しなければならないこともある。安全な状況であれば、現地のバイスタンダーに協力要請することもある。
・有視界飛行が前提なので、出動できるのは、日の出から日没まで。今の時期なら16:50くらいが限界。
ポーアイが晴れていても、現地が霧だったり、雷雲があると引き返すこともある。
飛べるのは視程5km以上、風速20m以下。
・119番に電話をすると、三宮にある管制室につながり、司令台センターでは、どこからかけたかわかる。
固定電話ならピンポイントで、携帯電話でも50m圏内で表示される。
携帯電話の場合は、基地局の関係で電波状況の悪い場所では、精度が低く、200~500mの範囲しかわからないこともある。
・道迷いが圧倒的に多い。
地図とコンパスを携行すること、おかしいと思ったら立ち止まって現在地を確認すること。
・山中からの救助要請の際は、つうほうプレートの番号、緯度経度、ルート名などを伝えるとよりわかりやすい。
・傷病者の状態を伝える。
・ヘリから視認してもらうために、ライトの点滅、鏡の反射などが有効。
・ダウンウォッシュ(ローターから吹き降ろす風)に注意。むやみに近づかないこと。
風速20~30m程度の風が吹くので、敷物や帽子などを飛ばされないように。
吹き上げたものがローターに当たると墜落原因にもなる。
【その他(覚書)】
・全国に、航空隊があるのは45県、ヘリコプターは合計75機。
未導入県のうち、佐賀県は2020年に導入予定なので、持たない県は沖縄だけになる。
・兵庫県では、県所有が1機、神戸市所有が1機、県と市で共同購入したものが1機の合計3機を運用している。
・3機以上所有しているのは全国でも7県のみ、近畿では兵庫県のみ。
・ヘリは、飛行速度は最大250㎞/hで、飛行機と比べると速度は遅いが、垂直に動ける、後退もできるなど、細かい動きに対応できる。
・最大11名乗れる仕様だが、搭載する燃料の量にもよる。
・気温や湿度によるが、1回の出動で1時間15分程度飛行できる。
・出動事案によって搭載する資機材は異なる。
・年間400件程度の出動があるが、今年はすでに460件を超えている。
・救急・救助以外に火災出動もあり、上空から熱画像カメラで撮影すると、火が燃え広がる方向が一目瞭然で、消火活動に役立つ。
・ヘリポートはポートアイランドにあり、六甲山なら離陸から10分以内に行ける。
・常時2機がスタンバイしているので、同時に要請があっても対応可。1機はメンテナンス。
・搭乗するのは、メインパイロット、サブのコパイ、整備士、救急隊員3名の6名。
・現地では、救急隊員2名を下して、その2名で応急処置やピックアップ地点までの搬送などを行う。
・地上隊は30名編成で、同時に出動するが、山中の場合は現着までに時間がかかるため、航空隊の2名で対応しなければならないこともある。安全な状況であれば、現地のバイスタンダーに協力要請することもある。
・有視界飛行が前提なので、出動できるのは、日の出から日没まで。今の時期なら16:50くらいが限界。
ポーアイが晴れていても、現地が霧だったり、雷雲があると引き返すこともある。
飛べるのは視程5km以上、風速20m以下。
・119番に電話をすると、三宮にある管制室につながり、司令台センターでは、どこからかけたかわかる。
固定電話ならピンポイントで、携帯電話でも50m圏内で表示される。
携帯電話の場合は、基地局の関係で電波状況の悪い場所では、精度が低く、200~500mの範囲しかわからないこともある。
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