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『誰も知らない熊野の遺産』

先月、小辺路を歩いて来られたお二人と一献交わしたとき、さっちゃんにDaremo_kumanoお勧めいただいた本を速攻で購入。なかなか読み進められなかったのを、ようやく読了。すごく面白い本だった。著者は、医師で写真家、熊野のほかにも、東北や九州、八重山など、いろいろなところで古い民俗や信仰の残る村々を取材しておられるとか。本書も、熊野のあちこちを、観光客目線ではなく、人々の暮らしの中に深く踏み込んで見てきたものが綴られている。とてもよい一冊だった。そろそろ体内熊野成分が枯渇してきてるな。熊野に行きたい。

『誰も知らない熊野の遺産』 
栂嶺レイ 著
ちくま新書 刊
2017年8月 初版発行

★宇江敏勝氏の書評(東京新聞)…ココ!

熊野川のほとりにあり、落人伝説や熊野比丘尼の説話が残る百夜月、「春露童子」「幻露童女」といった、趣深い戒名が刻まれた墓が残る鉱山跡の楊枝谷のこと。「耳石」という不思議な信仰、徐福伝説、神武東征、廃仏毀釈、太地の捕鯨。ありとあらゆる熊野の要素が、これでもかと語られる。本当に、熊野は奥深く、近代の都市住民は“誰も知らない”、豊穣なる遺産をたくさん秘めているのだと思った。口色川で、自然に近い暮らしをしている人々のことはことのほか心を打った。そういう暮らしができたら… と思う。

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