『北越雪譜』
寒かった冬もいよいよ終わり明日から弥生。冬の名残に雪に関する本のこと。『PEAKS』No.99 2018年2月号でご紹介した「X」の中の、雪男についての記述があるということで読んでみた。
PEAKSでは、魚沼の造り酒屋「青木酒造」が作っている「雪男」という銘柄にからめて書いたのだが、そのネーミングのもとになったのが、塩沢生まれの鈴木牧之が記した『北越雪譜』という書物。
滝沢馬琴や山東京伝らが関わって、1837(天保8)年に江戸で出版されるとベストセラーになったそう。
雪についての考察や、雪国の暮らしのこと、不思議な話など、多岐にわたる内容。とても面白かった。
『北越雪譜』
鈴木牧之 著
京山人百樹 刪定
岡田武松 校訂
岩波書店 刊
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