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大和郡山市「慈光院」

先日、木曜クラス下山解散後、せっかく奈良・斑鳩1dayチケットを使ってるのに、昨年も今年も、斑鳩方面へ一度も行ったことがないなと思って…
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西ノ京と斑鳩の間くらいにある「慈光院」へ。

解散場所から一番近い「奈良春日野国際フォーラム甍前」から、法隆寺方面への直通バスがちょうどいい時間にあったので乗ったのだが、たぶん、電車を乗り継いで、大和郡山駅からバスに乗る方が早い。バスはあちこち寄り道しながら、信号待ちもプチ渋滞もしつつ、のんびりトコトコ走って、1時間半くらいかかってしまった。
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かねてより一度来たいと思っていた、茶道「石州流」発祥のお寺。
大和小泉藩二代藩主、片桐貞昌(石州)が、父・貞隆の菩提寺として建立。貞昌は、賤ヶ岳の七本槍の一人である片桐且元の甥に当たるが、茶人としても名高く、茶道石州流の祖「片桐石州」としても知られている。
このお寺は、境内全体が“茶室”として設計されているとかで、アプローチから独特の雰囲気が漂っていた。
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「茨木門」は、摂津茨木から移設したものだそう。
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門の中には、生垣が。あとでお聞きしたのだが、来客の視界をコントロールするための仕掛けだそうだ。導線に沿って、巧みに組み込まれたサプライズが体験できる仕組み。
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拝観料は1000円だが、コチラのお茶席で薄茶とお菓子がいただける。
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お庭を眺めながら、ゆったりとしたひと時。
お菓子は、片桐家の家紋を象ったお干菓子。徳川四代将軍・家綱公の茶道指南役に抜擢された片桐石州ゆかりのお寺ならではのおもてなし。
手入れの行き届いた庭園と、二畳台目、三畳のお茶室などを拝見し、ゆったりとしたひと時を過ごすことができた。



帰りがけに、(たぶん)ご住職さまと思われる(眼光鋭い)お坊様と少しお話をさせていただいた。庭園の様式についてお尋ねしたところ、京都と奈良のお寺の違いについてなど、いろいろと熱く語ってくださった。若いころに京都のお寺で何年間か修行をされたそうで、いろいろ事情をよくご存じのようだった。

ばくっと要約すると…、

このお寺はまだできて350年ほどで、「千年の都」と喧伝する京都に比べたら歴史は浅い。が、京都は度重なる戦乱を受けて、本当に古いものはほとんど残っていない。帝がおられる都だからということもあるかもしれないが、常にきらびやかに飾り立て、作り直し、人々に受ける流行も取り入れる。平安の昔からの都だけれど、当時の様式を守り伝えているわけではなく、庭園にしても、桜や紅葉を植えて華やかに作り替えている。その点、奈良は、古いものは古いまま、時代に迎合することなく、そのままに守っている。どちらがホンモノですか?

という感じだろうか。にゃみアタマで要約したので、多少の曲解はあるかもしれない。言葉遣いもその通りではない。

奈良にも、法隆寺をはじめとする斑鳩の古寺やら、元薬師寺のようなふるびた風情のお寺もあれば、薬師寺や興福寺のように失われた伽藍を次々に再建して、丹塗りもあでやかな大寺もある。もちろん、薬師寺にしても興福寺にしても、「単なる新築」ではなくて、元の姿に復元しているだけなのだけど…

個人的には、同じ“古都”でも、どちらかと言えば奈良の方が落ち着くし、好き。
だけど、時代に即して人ウケするように変化していくことが、そう悪いコトだとも思わない。京都のあざとさ、みたいなものはなんとなく感じることもあるけど、千年もの間、激動する歴史の中心地にあって、それぞれがサバイバルしてきた結果が今の状態なのではないか。文化的な洗練をつきつめていけば、当然時代によって変化もしていくだろう。

京都と奈良の違いは、ひとつには“中央”と“辺境”の差、なのだと思う。中央が上で辺境が下、ではないと思うし、むしろ私自身は、辺境の方に魅力を感じるけれど。

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コメント

もしかしたら私、斑鳩に行った事ないかも・・・

投稿: F嬢 | 2018年11月10日 (土) 22:41

せやったらぜひ。
法隆寺はまぁメジャーやけど、
法起寺、法輪寺、あとコスモスがきれいな古墳とか、
この時期はとても秋の風情がすてきですよー。

投稿: にゃみ。 | 2018年11月11日 (日) 00:01

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