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『たのしいうんどう』

第4回ラグビーW杯日本代表の平尾剛さんが監修された本。
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こどものための実用シリーズ
『たのしいうんどう』
平尾 剛 監修 / 朝日新聞出版 編著
2018年7月 初版発行
朝日新聞出版 刊

子ども向けの本だが、大人にもわかりやすくてとてもいい一冊。

1.「からだ」を強くする
2.からだと心はなかよし
3.運動をたのしむ
4.自分のからだを知る
5.おどって遊ぶ
6.走って遊ぶ
7.ジャンプで遊ぶ
8.ボールで遊ぶ
9水のなかで遊ぶ
10.あたらしい運動を考える

という10章からなる。

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冒頭、「どうして運動をするの?」という問いかけから始まる。体育がちょっと苦手な男の子。逆上がりはできないし、とび箱もうまくとべない。大なわとびやリレーは、みんなに迷惑がかかる。運動ができないってなんだか恥ずかしい、と思っている。そんな彼の「なんで運動しないといけないの?」という疑問に答えていく。

 そういえば、大人には
 たのしそうに運動している人もいる。
 どうしてわざわざつらいことを
 するんだろう。
 なんでたのしそうなんだろう?


そうだよねー、大人は運動を遊びとして楽しんでるよねー。
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1章で運動することの意味や大切さ、2章で心と身体の関わりについて解説。続く3章「運動をたのしむ」では、「なぜ運動は楽しいのか」を解説。(忍者って、うんどうだったのか…)

★できないことができると楽しい
★なかなかできないときは、どうしたらできるかを工夫することを楽しむ
★何度も失敗してうまくならないのは、
 「そのほうが、すぐにできるようになるより、得した気分になれるかも
★勝ち負けを楽しむ。「勝っても負けても、相手のことを考えよう

4章は「自分のからだを知る」。
★変わった歩き方をしてみる…よろけながら/大また小またで/すり足で/後ろ向きに/つまさきで・かかとで 

ほかにも、走る/ジャンプする/踊る/投げる・蹴る/水にもぐる・浮く・泳ぐ など
ふだんは「歩くこと」を意識していないけれど、「歩くことひとつとっても、いろんなからだのはたらきに気づくことができる」。
ほかにも、立ち方や呼吸などを通して、身体に意識を向けてみる。

そして、日常生活でも運動は大切で、スポーツに関わる仕事、身体を使う仕事、家事ももちろん運動。
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子育てや家事を、ちゃんと男女共にやっている絵になってる。

近くて遠いこの身体』の著者でもあり、「甦れ!日本人の股関節 ~ あたりまえのカラダの使い方」、釈徹宗氏主宰の寺子屋・練心庵「仏道と武道 ~信じると演じる~」、“おとな旅・神戸”市民アドバイザー交流会でもご一緒させていただいた。とても誠実な印象の方で、この本も、とても丁寧に監修されたのだと思う。子ども向けの本だが、大人が読んでも面白かった。

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