岡本梅林と「重五郎梅(じゅうごろううめ)」
岡本梅林を描いた江戸時代の絵画もあり、国学者・大国隆正は「岡本の梅とききつ来てみれば、梅の中なる岡本の里」と詠んだと伝わる。最盛期は明治時代で、梅羊羹、梅焼酎などの名物を売る売店が軒を連ね、多くの客でにぎわったそうだ。阪神電鉄が「青木」駅を作ったのは、観梅客の利便のためだとも言われている。
主力の品種は、岡本の東山田(現・岡本5丁目付近)に住んでいた重五郎という者が心血注いで改良した「重五郎梅」で、大粒でとても美味しい梅だったそうだ。
ところが、阪神大水害や、その後の空襲によって梅林は荒廃、名産の「重五郎梅」もやがて忘れ去られ、成木はたったの5本に。本山第一小学校に3本残っていた樹も、ほとんど手入れされることなく放置されていたらしい。
重五郎梅が地元にあることを知った、岡本商店街振興組合理事長の松田朗氏らが樹の手入れを行い、苗木を育てて、重五郎梅復活のためのプロジェクトを始動。
★梅は岡本~神戸の名所再び 江戸起源「重五郎梅」復活へ
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新芽から接ぎ木で苗木を育て、栽培を目指す一環で、風キャビン農園がコラボ、喜多さんの山林?か、生野の遊休地で「重五郎梅」を育てるらしい。
たまたま今日、農園に顔を出したところで、そのメンバーと出会って、重五郎梅のことを教えてもらった。今後の動きの中で何か協力できることがあるといいのだけど。これも何かのご縁かと思うので。ほくら~ととや森の世話人倶楽部高田さん、ありがとうございました。
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コメント
「重五郎梅」復活プロジェクトをご紹介いただきありがとうございます。
これも「六甲山でつなげる!」のお陰と喜んでおります。
来る3/3(日)には風キャビン農園の一角で岡本商店街振興組合主催の「重五郎梅一斉植樹会」&パーティ(^ω^)?が開催されますので、お仲間とご参加ヨロシクです。
投稿: yamazakuraberokko | 2019年2月11日 (月) 07:09
ご縁って面白いですね。
いろんなところで「つながる!」「つなげる!」。
3日、参加できるといいのですが。
投稿: にゃみ。 | 2019年2月11日 (月) 08:34