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『人生100年、自分の足で歩く』

日常的に歩くことで、ロコモティブシンドローム予防をという指南書。
Jinsei100nen

『人生100年、自分の足で歩く──寝たきりにならない方法教えます』
かじやますみこ 著 
プレジデント社 刊
2018年8月 初版発行

健康に日常を送れる「健康寿命」と「平均寿命」には、男性約9年、女性約13年の差があるとか。
要介護になる原因の一位は筋肉、骨、関節、軟骨などの運動器障害(25%)。
認知症18%、脳血管障害16.6%より多い。(2016年厚生労働省「国民生活基礎調査」)
健康寿命を延ばすためには、足腰の健康が重要、ということを詳しく解説した一冊。

運動器で最初に衰えるのは筋肉。
20~30代が筋肉量のピークで、以後じわじわと低下していく
40代後半で自覚する人が多く、下半身が先に衰える

筋肉は新陳代謝で約3週間で入れ替わるので、高齢者でも鍛えれば筋肉量を増やせる。
けれど、寝たきりなど動かないとすぐに衰える
※ベッドで安静にしていると1日3%落ちると言われる。ケガとか病気とかでしばらく寝込めば、高齢者はなかなかたいへんなことになりそう(他人事ではない)。

・「ロコモ、メタボ、認知症は連鎖する」(相関関係がある)
・変形性膝関節症がある人は、軽度認知障害である比率が高い
・「坂道が多い町に住むと糖尿病になりにくい」
・大腿骨近位部骨折をした高齢者のうち「10%が1年以内に死亡」

これはなかなかたいへん。
「歩かなくていい生活」が歩けなくなった原因だそう。基本、楽をするとどんどん退化するってコトですね。

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