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映画『新聞記者』

ちょい前のことだが、巷で話題のこの作品を観た。
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★映画『新聞記者』公式サイト

W主演のシム・ウンギョンさんも松坂桃李さんも知らなかったが、ずいぶん人気の俳優だそう。それはともかく、「このタイミングでよくこの内容の作品を上映できたなー」というのがもっぱらの評判で、韓国人俳優のシム氏はともかく、松坂氏はいろんな“覚悟”で請けた仕事なんだろうとささやかれている。

「安倍晋三」大研究』でも話題になった、東京新聞社会部記者・望月衣塑子氏のノンフィクションを原案として、「官邸とメディア」の状況をリアルに描いたサスペンスエンタテインメント作品。
“内調”に勤務する若きエリート官僚(松坂桃李)と、政界スキャンダルを追う新聞記者(シム・ウンギョン)。もちろんエンタテイメント作品だから「それはないわ」的な表現もあるのだが、現実とオーバーラップするストーリー展開を追っていると、ホントはアレってどないなん?と、娯楽映画であることを忘れて考えてしまうような不思議さがある。前川前文科省事務次官が登場しているのも興味深い。

「国益のため」という大義名分によって、SNSを使った情報操作や、メディアへの圧力、目くらましのための情報リーク… いや、そんなわかりやすいやり方じゃなくて、実際にはもっと巧妙なんだろうけど、「あるよなー、そーゆーのん。きっと…」ということばかり。

6月28日に公開されてから、約1か月で動員33万人、興行収入4.1億円を突破。それこそSNSと口コミ効果だろうが、マスメディアが宣伝しないところで静かに話題が広がっているという社会現象としても面白いものがある。

第二次安倍政権以降、「世界の報道の自由度ランキング」(国境なき記者団)で日本は2016年、2017年連続67位となり、もはや先進国ではありえない状況。この国に、実質的な「報道の自由」はないのだ。
官僚は“忖度”に走り、公文書は改ざんされ、データは隠蔽され、民主主義を踏みにじるような官邸の横暴をメディアは一切報じない。

アベ氏は頻繁にメディア各社のトップと会食を重ねており、何の話をしているのかは知らないが、メディアの自主規制がこれだけ蔓延している現実を見れば、だいたい想像がつくだろう。

ところで、 #モリカケ問題 、そろそろはっきりさせてもらえませんかね。人が死んでるんですけど。
「 #ケチって火炎瓶 」の方もよろしくお願いいたします。

★「モリカケ」を凌いで令和を迎えた安倍政権の本質
 平成政治の興亡 私が見た権力者たち…ココ! 星浩(政治ジャーナリスト)

★「ケチって火炎瓶」…ココ!(1999年の案件)
★『ケチって火炎瓶』 安倍首相と暴力団の疑惑を追う山岡俊介氏が階段から転落
 右肩骨折、頭部7針の本人に直撃インタビュー…ココ!
 監視カメラがない場所で、「階段を降りようとしたところ、体が飛ぶようにして転落」したそう。2005年には自宅に放火され、2007年には刃物が入った脅迫状が届けられた。そして今回の転落事故は、記者クラブが情報を得ていながら沈黙。

★「新聞記者」主演の松坂桃李「日本は政治より芸能」…ココ!

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