「伊勢うどん」と「蜂蜜ぱんじゅう」

せっかく伊勢へ行ったので、一度食べてみないと、と思ってたやつ。

宇治山田駅からすぐの「ちとせ」という食堂でお昼ごはんに伊勢うどん定食をいただいた。

昭和の香りが漂う庶民的な佇まいで、観光客っぽい人もいるけど地元の人たちに愛されてる感じのお店だった。

噂に聞いていた「ぶよぶよで真っ黒のタレに浸かってる」、まさにその通り！「茹ですぎでぶよぶよ」、そして真っ黒なタレというのは、いかがなものか…　と、半ば怖いもの見たさで食べてみたのだが、お味は、よい意味で期待を裏切るものだった。
たしかに、異様に太く、まったくコシのない、ぶよぶよした麺。水分量多くてずっしり重いから、へたに箸で持ち上げて切れるとタレが飛び散るのは必至。運んできてくれたお店の方が「タレが飛び散らないように気をつけて食べてね」と注意してくれたが、白い服とか高級な服の人は本気で気をつけた方がいい。だが、やわやわの麺と、不思議に甘いタレがものすごく合う。真っ黒で、そうとう辛いかと思ったタレは、かなり甘くて（砂糖もたぶんかなり入ってると思うけど、たまり醤油の芳醇な甘さもかなり効いてる）、しかも、出汁がしっかり。甘みも旨味もしっかりしたタレと、この独特の麺がものすごくよくマッチしてて、飛び散らないように丼に顔を突っ込むイキオイでいただいた。美味しかったー。
このお店は出汁がいいみたいで、2種ついてた煮物がどちらもとても美味だった。地元民がひいきにするのもよくわかる、いいお店。

★ちとせ
　伊勢市岩渕1丁目15-11
　10:00-18:30 水曜定休

食べ終えて駅に戻るときに見つけたコチラ。

「蜂蜜ぱんじゅう」という黄色い看板が目に入ってきて、なんやろか？と見に来てみたら。

「蜂蜜」と「伊勢茶」の2種類の生地があり、フィリングは粒あん、こしあん、カスタードが選べる。生地は、しっとりときめ細かく、優しい味わい。「パンケーキみたいな饅頭というネーミングなんですか？」って聞いてみたけど、「さぁ？？？昔からこの名前なのでわかりません…」とのこと。1個売りもしてくれて、確か１つ70円？くらい。左が「伊勢茶・粒あん」、右が「蜂蜜・カスタード」。温かい状態だってたので、すぐに食べたのだけど、どちらもとても美味しかった。また来ることがあればリピート確定。

★蜂蜜ぱんじゅう『松や』宇治山田駅前店
　伊勢市岩渕1-13-21
　10:00-18:00 水曜定休 <