マサカの林道ラッセル敗退
京都北山方面行のバスは、始発の出町柳からすでに乗り切れなくて増便するほどハイカーで満杯だった。除雪車が出動してたけど、ついに途中でチェーンをつけることになった。1時間半ほど揺られてるうちに、乗客はわずかになり、私が下りたバス停では誰も下車せず。そしてココには誰もいなくて、見事なまでの新雪だけが広がってた。
足回りは、久々のアルパインブーツに、アクシーズの“クナイ”。チェーンスパイクとトレッキングポール、念のためちゃんとしたクランポンも持ってきたけど、新雪なのでまったく不要。
積雪は見事すぎて、バス停から小一時間歩いた最終集落からいきなりノントレース。最初はひざ下のラッセルが、次第に股下まで。浅いところもあるのだけど、けっこう吹きだまりなところも多く、ソロではなかなか進まない。
途中、狩猟っぽい感じのソロの男性が追い抜いて行ったけど、しばらくしたら引き返してきた。トレースありがと♪ と、思ったのは一瞬だった。
林道終点から少し進んで、沢沿いから稜線へ上がるポイントの手前で、地図をにらみながら行動予定を検討。山頂に届かないことは最初から想定内で、戻る時間を計算しながら行けるところまで行くつもりだったけど、よく考えると今日の行先を誰にも伝えてない。SNSにも上げなかった。そしてすでにケータイ圏外。「ご一緒にいかが」とお声がけしたumeちゃんには間違って隣の山名を伝えてたし…
5時半の最終バスを逃すと帰れなくなるので、無理して突っ込むよりは、のんびりしよーか、、、という結論に。
せっかくきれいな雪景色を独り占めできたんだから、こんな贅沢をゆったり楽しまなくちゃ。…ってワケで、心地よい陽だまりでのんびりホットドリンクと柳月堂のパンで休憩し、一本早いバスを目指して下山することに。
【データ】行動タイム3:26 距離10.8km 標高差388m ←少なっ
そもそもこの山へ行こうと思い立った原因の「山道具とごはん 麓」へ。
ホントは先に「ba hutte」の赤星でのどを潤してからと思ってたのだが、お休み…(前回たまたまご一緒したカメラ男子が絶賛おすすめしていた春巻きで虫養い→バヒュッテでbeer→麓でスイーツ、という計画を帰りのバス移動で組み上げたのだが、どちらも開いてなかった)
先客は山女子が三人、和やかな雰囲気でよかった。
それにしてもこの山へはぜひまた来たいなぁ。「石仏が佇む静かな里山の雪景色」…、自分で書いておきながらアレやけど、見てみたいなぁ。
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