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「晴れのくに」へ -2 鬼ノ城

午後の部。海辺から内陸へ移動し、古代城跡「鬼ノ城(きのじょう)」へ。
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標高400mほどの鬼城山(きのじょうざん)の山頂付近にある。遠く海まで見渡せる絶景のロケーションで、発掘調査の結果をもとに復元された「西門」から、山上部をぐるりと一周歩ける。

南側は断崖絶壁と言って差し支えないほどの急斜面、山頂部は対照的になだらかな地形で、すり鉢状に起伏する、まさに天然の要塞。そのすり鉢のふちに、万里の長城みたいな感じで城壁が築かれていたようで、城門跡や、水路跡、石畳などが残っている。築城時期は7世紀後半頃、大和朝廷が築いた?とされているが詳細は不明。
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太古、この城を本拠にしていたと言われる伝説の鬼「温羅(うら)」は、百済の王子だとか。戦から逃れてこの地へたどり着いたところ、地元の人々に温かく迎え入れられ、お礼に製鉄法など、大陸の先進技術を伝えた。ところが、その力を恐れた大和朝廷に“朝敵”とされ、吉備津彦命によって討伐された話が「桃太郎伝説」になったのではないかと言われているそう。
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城壁に沿った遊歩道は歩きやすく、ほぼほぼビュースポットとなっている(夏は木陰が少なく暑そう)。
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険峻な崖の上に築かれた高石垣は迫力満点。
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晴れていた午前中に来ていたら、もっと景色がよかっただろうに。瀬戸内海と対岸の讃岐の山々も見えているような…
ココはじつは、『日本の名城データブック200』をお手伝いしたときに担当した物件で、いろいろな資料を見ながら(現地取材もせずに)書いたのだけど、やっぱり現地を見ないで書くとろくなものではない。まぁどうしようもないというか、このテのオシゴトの場合は仕方ないんだけど… 

「食い物小さくなってませんか」と同じ文脈で、いろんなモノがしょぼく貧相になってきてるわけだけど、出版物とかも、じつは、はっきり見える形ではないけど、経費を抑える方針が徹底してて、自慢できるクオリティじゃないものもじんわりと増えてるように思う。自分もかつては「実地取材したものしか書かない」というのをポリシーにしてたのだけど、そうも言っていられない状況がずっと続いてる。哀しいことだけど…

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