上高地周辺へ 1（奥又白池）

２日間予定がFreeで、天気もよさそうなので急遽プチ山旅に出ることに。

前日昼に「さわやか信州号」の予約が取れたので、夜行バスで上高地へ。
5：20定刻にバスターミナル着、荷物をpicして、真っ暗な中、ヘッデンつけてすぐに歩き始める。計画書はwebで提出済み。
5：30河童橋通過。山はガスガスだけど、日が昇れば晴れてくるはず。

6：50徳澤園到着。キャンプ場の手続きをして、ベースを張って、それから朝ごはんを作って食べて。必要最低限の荷物だけパッキングし直して（珍しくアタックサックを持ってってた）、7：45出発。
かねてより、こんな機会が来たら一度行ってみようと思ってたところへ…　

新村橋を渡って、パノラマ新道方面へ。松高ルンゼの右から取り付く。

キレイに紅葉してる。ちょっとした岩壁だけど、トラバースするだけで、右端のリッジ、樹林帯へ。

プチ岩場が連続する感じの樹林帯の尾根を登る。紅葉がとてもきれい。

天上の別天地「奥又白池」。前穂東壁登攀のベースとなる場所で、『氷壁』の舞台でもある。一度ここで幕営してみたいとずーっと思い続けてて、これまで機会がなかった。（前穂東壁は登ったことがない）
池の水は飲めないので、ココに張るなら二日分の水を担ぎ上げる必要があり、ソロで初見という条件も考えると、ちょっと根性が足りなくて、軽荷でピストンすることにしたのだった。

前穂北尾根が目の前に広がり、奥には常念岳が見える。超絶美しいロケーションで、しかも快適そうな幕営適地。まさに山ヤ憧れの別天地。
かつて何度も訪れた（半分は敗退しているが）前穂北尾根の思い出にひたりながら、しばしマッタリ。こんな美しい風景を独り占めとは、なんて贅沢な。山ヤやっててよかったなぁとしみじみ。

やっぱり穂高が好き。憧れの穂高をじっくり眺められて幸せなひとときだった。