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★新型コロナ「作戦は失敗した」

神戸大学・岩田健太郎教授が神戸新聞の「識者評論」に寄稿されている。
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岩田教授は臨床感染症学が専門。

「ダイヤモンド・プリンセス号」の内情を動画で告発して官僚を激怒させ、つまみだされた一件で一躍(良くも悪くも)注目を集めたが、SARS、MERS、エボラ出血熱などの恐ろしい現場を実際に体験している稀有な存在である。
本稿では、第1波のときに取られた「水際作戦」について、「古来この作戦がうまくいった試しはなく、懐疑的ではあったが、ピークを低くして遅らせる作戦そのものは妥当と考えていた」と述べられている。
そして、第2波で感染が爆発的に広がって、「自分の見解が非常に甘かったと大いに反省した」。
以下、抜粋。

「ウィズコロナ」なんて甘いことを言っていてはこのパンデミックは解決しない。目指すべきはあくまでも「ゼロコロナ」だ。
 新型コロナはインフルエンザとは似ても似つかなぬ感染症だ。どちらも飛沫感染を中心とした気道感染症だが、様相は全く異なる
(以下、勝手に改行)
急性発症、急激な症状、短期間で複数の感染者を出すインフル。

多くは軽症か無症状、長い感染期間、感染力は大きくないが、ある条件がそろうと「クラスター(感染者集団)」を生じる新型コロナ。

3密(密閉、密集、密接)回避やマスクといった社会的感染対策でインフルは世界中で激減したが、新型コロナは増える一方だ。
インフルを減らす程度の感染対策では不十分なのだ。

インフルは季節的に「何もしなくても」減っていくが、コロナは勝手に減らない。油断すると増える。締めると減る。減った、減ったと喜んでいるとまた増える。
確実に人の油断しているところ、緩めたところを突いてくる。ウイルスには悪意も善意もないが、まるで人格を持っているかのようにいやらしい感染の広げ方をする。

(中略)
 現在、新型コロナを抑え付け、経済的にも回復している国が中国だ。同様に、台湾、ニュージーランド、オーストラリアなど、成功者は「ゼロコロナ」を希求する。たまに輸入感染が起きても必死で抑え付け、またゼロに戻している。

これこそが、日本が、世界が目指すべき戦略である。

ワクチン、PCR検査、マスク、ソースシャルディスタンス、テレワークとステイホーム。全ては手段に過ぎない。大事なのはビジョンとゴールだ。

「コロナなんて増えても医療は逼迫してない」「経済を回すのが最優先だ」。こういった間違った観念を信じ、ビジョンを持たない限り、どのような手段を使おうと、この感染症には勝利しない。

抑え付け、ゼロを目指す。
「コロナなんてインフルと同じ」「タダの風邪」と認識されてしまったのは、8割くらいの人が感染しても無症状か、“ただの風邪”みたいなレベルで済んでしまうから。だが、その元気な陽性者が(自覚もなく)うろうろすることで、回りにどんどん広げてしまうという点がこのウイルスの恐ろしいところ。
自分は何ともなくても、媒介者になってしまって、誰かを殺してしまうかもしれない。それは、赤の他人かもしれないし、かけがえのない大切な誰かかもしれない。(自分にとっては赤の他人でも、その人は誰かの大切な人、、、)

だから、ともかく、感染しないこと。

必ずしもステイホームが必須だと私は思わないけど、予防対策がきちんとできないなら、人の多いところへは出歩かない方がいいだろう。
一日も早く「ゼロコロナ」が実現できますように。それこそが「コロナに打ち勝った」ということだと思う。






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