北摂「千丈寺山」
山頂東側の沢沿いルートから、北峰・南峰の間のコルへ。まずは北峰へ登頂したのだが、ココで面白いことが起きた。
yamapのルート表示と、GPSの位置情報を地形図に表示するアプリ(地図ロイド)の両方を時々見ながら歩いていたのだけど、ピーク付近で、「現在地表示が、現地の地形と一致しない」ことに気づいた。
実際には、尾根上の踏み跡を辿ってて、明らかに山頂にいるのに、地図アプリでは、東西にある2つのピークの間にいる。
上図、ログの軌跡の、一番上のゆがんだ四角形の南東側、線が交差したところが、山頂。山頂の表示もあり、どう見ても山頂の地形だった。
でも、ログはふたつのピークの間のコルにいることになってる。
不思議だったので、そのまま直進して北上したのが、ゆがんだ四角形の右側の縦線。
そこから、「行った道を戻った」のに、ログの軌跡は西へ進み、南南西へ進路を変えて、その先でもう一度90℃曲がって東へ進んでいる。
直進して、行った道を戻っただけ、なのに。
ほぼ南北の直線で行きと帰りが重なるはずなのに、ログは四角形を描いた。
ナニ?どゆこと?いったいナニが起きた?
軌跡は迷走してるけど、実際のトレースは「コルから尾根通しに北上」。
※起点のコルは、この地図の一番下)
山頂にいたとき、GPSが示していたのが△の地点。
実際は緑点線を歩いたと思う。なので、北峰の南側コルに上がる手前からすでにGPSの測位がずれていて、山頂を越えて少し進み、コルへ戻る途中で “ふと我に返って(?)” 修正したのではないだろうか。(知らんけど)
位置表示と地形が合わないので、アプリがおかしいのかなと思って、YAMAPと地図ロイドの両方確認したのだけど、よく考えるとGPSは同じなので、アプリじゃなくて、GPSが一時的に精度がおかしくなったのかも。
だいぶん昔の話で申し訳ないが、汎用ハンディGPS端末が出回り始めた頃、
「軍事情勢が悪くなると(意図的に)GPSの精度が落ちる」という話が流通していたけれど、今はそんな状況でもないし、「みちびき」のおかげで、ほぼピンポイント(当時は、衛星を3つ捕捉しないと正確な測位はできなくて、位置によっては3つ捕捉できるとも限らなかったから、ときとして50m単位でずれてた)。
いったい今日は、何が起きてたんやろ?みちびきが居眠り?
それはさておき。
今日、めっちゃ驚いたのは、自分のフィジカル。
昨日、それなりに歩いたけど、
マサカ!!の、筋肉痛!!になってた。なんでやねん。
あの程度で!!筋肉痛に!!なるのかっ!?
しかも、翌日に。
筋肉痛に関して、多くの人が誤解していることがある。
「若い人は筋肉痛がすぐに出るけど、年がいくと筋肉痛が出るタイミングが遅くなる」と思ってる人が多いように思うが、そうではない。
筋肉は、キャパを超えた負荷がかかると、乳酸がたまったり、組織の一部が壊れて、筋肉痛になる。
すると、「これでは足りない」と、元より発達した筋肉が作られる。
これが、「超回復」で、筋トレ(ビルドアップ)の肝は、この生理的な反応をうまくコントロールすることにある。
で、瞬発力系の高負荷がかかると、筋肉痛はすぐに出る(派手に壊れるから)。
持久力系の高負荷の場合は、数日遅れて出る。
「若い頃は次の日に出ていたのに、最近は遅れて出る」と思う人が多いのは、若い時ほど瞬発力系の高負荷をかける機会があまりないから。
で、ワタシの「翌日に出た筋肉痛」。
トレランや重たいボッカ訓練などはべつにして、軽荷でのんびり歩く山歩きは、けっして高負荷の運動ではない。
昨日だって、10㎏もないいつもの荷物で、のんびり歩いてた。
ってコトは、「その程度の筋肉負荷」に対して、足の筋肉が「高負荷」と応答したってこと。
足、萎えてたんや… おそるべし引きこもり。
筋肉は、何歳になっても鍛えれば強くなる。
90代でも、筋トレの効果は出るという。
萎えてる場合じゃない。精進しよ。
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